熱戦が続く第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はついに4強が出揃った。20日(日本時間21日)にプエルトリコとオランダ、21日(日本時間22日)に侍ジャパンとアメリカが準決勝を戦う。そんな中、ここまでの戦いで「最大のサプライズ…

熱戦が続く第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はついに4強が出揃った。20日(日本時間21日)にプエルトリコとオランダ、21日(日本時間22日)に侍ジャパンとアメリカが準決勝を戦う。そんな中、ここまでの戦いで「最大のサプライズ」となった選手を米スポーツサイトがピックアップ。“驚きの7選手”に侍ジャパンから最多3選手が選出されている。米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」が特集している。

■米サイトが“驚きの7人”を特集、「次回WBCまでにメジャーリーガーに」

 熱戦が続く第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はついに4強が出揃った。20日(日本時間21日)にプエルトリコとオランダ、21日(日本時間22日)に侍ジャパンとアメリカが準決勝を戦う。

 そんな中、ここまでの戦いで「最大のサプライズ」となった選手を米スポーツサイトがピックアップ。“驚きの7選手”に侍ジャパンから最多3選手が選出されている。米スポーツ専門サイト「スポーツ・オン・アース」が特集している。

「2017WBC最大のサプライズプレイヤーズ」との見出しで組まれた特集では7選手を選出。侍ジャパンからは筒香嘉智外野手(DeNA)。山田哲人内野手(ヤクルト)、千賀滉大投手(ソフトバンク)が選ばれた。

 寸評では「WBC各大会とも、その後年にメジャーリーグの球団と契約を結ぶ日本のスターたちを垣間見る機会を、メジャーファンにもたせている。今年、我々は二刀流の怪物、ショウヘイ・オオタニを一目見ることを望んだが、足首の故障でクラシックを欠場した。新労使交渉で、25歳以下の選手への契約金の制限が設けられたため、彼のアメリカ上陸の遅れは避けられないように見える。だが、センガは1月に24歳になった。山田は7月に25歳になる。筒香は昨年11月に25歳になった。このトリオの少なくとも1人かそれ以上は2021年の次回WBCまでにはメジャーリーガーになっているだろう」と評している。

■筒香は「全部門で印象的な活躍」

 侍ジャパン不動の4番を務める筒香はここまでの6試合で22打数8安打、3本塁打、8打点、打率.364、出塁率.462、長打率.773をマーク。山田も6試合で25打数8安打、2本塁打、5打点、2盗塁、打率.320、出塁率.419、長打率.640と好成績を収めている。また、先発と中継ぎをこなしてきた千賀は3試合で9イニングを投げ、5安打1四球11奪三振で無失点、1勝0敗、防御率0.00と投手陣を支える活躍を見せている。

 記事では筒香について「これまで全ての部門で印象的な活躍を見せている」と評し、山田についてはNPBでも2年連続で際立った成績を残したことを紹介。千賀については「90マイル中盤と優れた変化球の持ち主」とし、「歴史的に日本の投手はメジャーリーグで打者よりも成功を収めている」とも言及している。

 また、そのほかの4選手にはイスラエル代表のジョシュ・ゼイド投手、イタリア代表のジョン・アンドレオリ外野手、メキシコ代表のエステバン・キロス内野手、ソフトバンクに所属するキューバ代表のアレフレド・デスパイネ外野手が選出されている。

 今回の特集で指摘されているように、今大会の活躍がきっかけとなり、将来メジャー移籍する侍戦士は出てくるのか。アメリカと対戦する準決勝はこれまで以上に注目を浴びることは必至。メジャーのトップ選手を相手に強烈な印象を残せば、日本人選手の評価もさらに高まるに違いない。