スタン・ワウリンカ(スイス)がアスリートのメンタルヘルスについて言及した。ここ数年怪我に悩まされているワウリンカだが、こ…

スタン・ワウリンカ(スイス)がアスリートのメンタルヘルスについて言及した。ここ数年怪我に悩まされているワウリンカだが、これまでも素晴らしい復帰を見せ、不利な状況を覆してきた。【スーパープレー動画】ワウリンカの神モード!先日、Yonex TennisのInstagramライブで名コーチであるダレン・ケーヒル氏からインタビューを受けたワウリンカは、自身の怪我からの復帰経験、そしてメンタルヘルスとそのケアの重要性について語った。

ワウリンカは2017年の「ウィンブルドン」で足を怪我し、戦線を離れた。その後復帰を果たしたものの、今年3月の「ATP250 ドーハ」で再び足を痛めてしまった。

「アスリートのこと、そして彼らがどんな経験をしているのかについて、僕たちは多くのことを知ることができない。テレビの前で、彼らがプレーしている時、彼らがベストの状態の時しか見ることができず、良いイメージしか見られないからだ。僕も含めて、アスリートの多くにとってこれは難しいことだ」とワウリンカは語った。

「ATP250 ドーハ」で負った怪我を手術したワウリンカは、未だツアー復帰の目処が立っていない。しかしワウリンカはあまり悲観していない。それこそワウリンカがこれまで成功してきた秘訣と言えるだろう。

「できるだけ大局を見るようにしているんだ。最終的には、一歩下がって大局を見て、自分が何をしてきたか、キャリアの中でどのようにプレーしてきたかを見るようにね。そうすれば、プラスのことばかり得られる。ひどく落ち込んだ時には、よし、時間がかかっても大丈夫、一歩引いて、大局を見るんだ、自分が何を目指しているのか、どこを目指しているのかよく見ろ、そこまでどうやって行きたいのか、正しいことをしろって言い聞かせることが僕にとっては常に重要だ。僕は、そういうふうに自分のキャリアや人生を捉えるようにしている」

ワウリンカは今年の「全米オープン」欠場を発表したが、焦ることなく大局を見て、また力強く戻って来て欲しい。

また先日、世界ランキング8位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)は、自身も大坂なおみ(日本/日清食品)やシモーネ・バイルズと同じようにメンタルヘルスの問題を抱えた経験があると語った。大坂は2018年頃からうつを患っていることを明かし、バイルズもメンタルヘルスを理由に「東京オリンピック」の体操競技の一部を棄権した。スポーツウェブメディアSportskeedaによると、アンドレスクはこのデリケートな問題が最近よく話されるようになってきたことを歓迎しているという。

アンドレスクはカナダのオンライン新聞Daily Hiveに次のように話した。「こうやって人々がオープンに話せるようになっていることは素晴らしいと思うわ。まだ十分に話されていないことだと感じているから。私も経験したことがある。プロのアスリートであることは簡単ではないわ」

アンドレスクは、メンタルヘルスはすべての人の人生にとってとても重要な側面であると指摘した。

「私達はみんな色々なことを経験するわ。そして、同じように感じているコミュニティがあることを知って話すことができれば、助けになるし、私達を団結させてくれる。もっと多くの人がこのことについて話すようになれば、物事はいい方向にいくかもしれない」

アンドレスクもワウリンカと同じように、自分なりに精神を安定させる方法があるようだ。

「これまで私の助けになったのは、自分のことをよく知ること。自分の目的は何か、何をすることが好きなのか」とアンドレスクは明かす。「私はそれをとても若い頃に知ることができた。それはすごくありがたいと思っている」

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのワウリンカ

(Photo by TPN/Getty Images)