第89回選抜高校野球大会の開会式が19日、甲子園で行われ、32校が入場行進。部員10人の21世紀枠・不来方(岩手)が登場すると、ひときわ大きな拍手に包まれた。■甲子園で開幕、32校が入場行進…客席から不来方が登場すると大きな拍手 第89回選…

第89回選抜高校野球大会の開会式が19日、甲子園で行われ、32校が入場行進。部員10人の21世紀枠・不来方(岩手)が登場すると、ひときわ大きな拍手に包まれた。

■甲子園で開幕、32校が入場行進…客席から不来方が登場すると大きな拍手

 第89回選抜高校野球大会の開会式が19日、甲子園で行われ、32校が入場行進。部員10人の21世紀枠・不来方(岩手)が登場すると、ひときわ大きな拍手に包まれた。

 わずか10人。小さな隊列が芝生の上に姿を見せると、満員のスタンドから大きな拍手が注がれた。校旗を持つ小比類巻圭汰主将を先頭に1・2・2・2・2・1の隊列を組み、それでも統制された威勢のいい行進を披露した。

 不来方は部員10人ながら昨秋の岩手県大会で快進撃を見せ、準優勝。東北大会では初戦敗退したものの、甲子園常連の八戸学院光星に0-2と善戦し、21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場をつかんだ。

 大会第5日第3試合で静岡(静岡)と対戦。入場行進から集めた注目を力に変え、不来方は初出場初勝利を目指す。