アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月8~19日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第14シードのエレナ・ベスニナ…

 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月8~19日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第14シードのエレナ・ベスニナ(ロシア)が第28シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-3 6-4のストレートで下し決勝に進出した。

 べス二ナは第1セットを5-0とリード。その後ムラデノビッチに3ゲーム連取されたが、第9ゲームを取って6-3で第1セットを先取した。第2セットでも5-1とリードしたところでまたもや3ゲーム連取され5-4まで追いつかれたが、第10ゲームで自身のサービスゲームをキープして第2セットは6-4で締めくくって決勝進出となった。

 べス二ナは第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を4回戦で下し、準々決勝では第12シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を破っている。べス二ナは30歳にして彼女のこれまでのキャリアの中でもっとも大きい大会での決勝での舞台となる。

 べス二ナは過去に今大会のダブルスで3度優勝しているが、シングルスではそのような結果を残すことができていなかった。しかし、今年やっとシングルスで決勝進出することができ、結果を出せたと語っている。日曜日に行われる決勝戦でべス二ナは、準決勝第2試合で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-6(5) 7-6(2)で下した第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。

 過去にグランドスラムで2回優勝している31歳のクズネツォワは、女子ドローの中で勝ち残っている最年長の選手でもある。クズネツォワは「相手をストロークで圧倒することはここではかなり難しい。今は動きもよく、ディフェンスに集中した。サ-ビスも好調だったわ」だと語っていた。(C)AP