「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月9日~8月15日/ハードコート)に第2シードとして参戦予定だったラフ…
「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月9日~8月15日/ハードコート)に第2シードとして参戦予定だったラファエル・ナダル(スペイン)が、怪我により出場を辞退。翌週の「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日~8月22日/ハードコート)へも参加しないことが決まったため、この2つのマスターズ大会ではナダル、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)のビッグ3がそろって不在となる。そのことについて若手選手たちがコメントした。テニス関連ニュースサイト Tennis Headなどが報じている。【ドロー表】メドベージェフ、チチパス出場!「ATP1000 トロント」
これまでにマスターズ大会を3人合わせてちょうど100回制覇してきたビッグ3。今年3月の「ATP1000 マイアミ」で彼らが全員不在となったのは16年ぶりの珍事だったが、今後は珍しいことではなくなっていくのかもしれない。
これについて聞かれたステファノス・チチパス(ギリシャ)は、「考えたことがなかったな。でも、そういうものだよ。つまり、健康面で問題があったりプレーする準備ができていないなら、欠場するかどうかは彼らが決めることだからね。僕たちはそれを受け入れるだけだ。もちろん、彼らがいるからこそ、ファンはこのビッグイベントを見に来るんだけど」
しかし、最新のランキングでナダルに代わって世界3位につけたチチパスは、これをビッグ3以外の選手たちが輝く機会と受け止めている。「彼らが不在ということは、新しいスターの出番だと思う。今こそ物事が変わる時なんだ。ビッグ3とは違う世代の選手たちが台頭し、才能を披露してくれるだろう」
12日に23回目の誕生日を迎えたチチパスは、第3シードとして出場する「ATP1000 トロント」で世界27位のユーゴ・アンベール(フランス)をフルセットの末に下してベスト16入りを果たしている。
同じく23歳のフランシス・ティアフォー(アメリカ)も、チチパスに同調。「いい兆候だよね。みんなはそういう事態が起きてほしくないだろうけど、時の流れとともに物事は移り変わっていくものなんだ」
そう語るティアフォーは、上位シード選手以外にもチャンスはあると続ける。「すでにチチパスは素晴らしいプレーを見せているし、ダニール・メドベージェフ(ロシア)もうまくやってる。そしてアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はオリンピックで金メダルを勝ち取った。あとは、誰がこのチャンスを掴み取るかだね。オープンな展開だから、正直、誰にでもチャンスはあると思う。いい選手はたくさんいるけど、倒せないほど圧倒的に強いわけじゃないからね。僕自身、“ウィンブルドン”でチチパスを破った。そこがテニスの奥深いところで、多くの選手がいいプレーを見せることができるんだ」
ティアフォーは自らの言葉を証明するかのように、同大会ではラッキールーザーとして出場しながら、1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)を、2回戦で第5シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)をともにストレートで下し、3回戦へ進出している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「楽天ジャパンオープン」でのチチパス
(Photo by Matt Roberts/Getty Images)