スペインサッカー連盟(RFEF)は11日、ラ・リーガとCVCキャピタル・パートナーズとの戦略的な合意発表に関して反対声明…

スペインサッカー連盟(RFEF)は11日、ラ・リーガとCVCキャピタル・パートナーズとの戦略的な合意発表に関して反対声明を発表した。スペイン『ESPN』が報じている。

ラ・リーガは4日、CVCとの戦略的な合意を発表。「BoostLaLiga」と呼ばれる計画に対し、27億ユーロ(約3500億円)の資金調達が行われることを満場一致の合意で発表した。

この資金の90%は各クラブに分配され、その金額はテレビ視聴者数や成績によって決まるもの。マドリーは2億6100万ユーロ(約340億円)を受け取ることとなり、バルセロナの2億7000万ユーロ(約350億円)に次いで2番目の多さとなる。なお、アトレティコ・マドリーは2億ユーロ(約260億円)と各クラブによって差が生まれることとなる。

その一方で、今回の計画では各クラブの放映権の10.95%が50年間にわたってクラブの同意なしに搾取される側面があり、バルセロナとマドリーは各クラブが話し合いに全く関与していない中での合意発表に真っ向から反対する声明をすでに発表していた。

そういった中、12日にはラ・リーガ総会においては今回の問題に関して42クラブの3分の2が承認した場合、正式にCVCとの合意が認められることになる。

その総会を前にRFEFは、今回のラ・リーガとCVCの合意に対して、明確に不支持を表明した。

「RFEFは1部と2部の各クラブによる様々な苦情やコメントを認識しており、LNFP(ラ・リーガ)に送られたブロファックス(第三者への証明を必要とする文書)を通じて、この合意に断固として反対することを伝えている」

「スペインフットボール界の未来にとっては残念なことだが、ファンドや他の受益者にとっては素晴らしいことだ」

「LNFPとCVCが提供している50年の視点で戦略を分析すると、その内容もさることながら、映像コンテンツ権利の商業化に関するリーグの権限と理解されるものを超えており、競争の将来に不可逆的な影響を与える可能性があると結論づけざるを得ない」

一方、ラ・リーガのハビエル・テバス会長はRFEFの声明を受け、皮肉を込めた以下のようなリアクションを示している。

「ついにRFEFが、スーパーリーグがUEFAとリーグをバックアップすることに関して、待望の声明を発表した。いやぁ~。スペインフットボールを消し去ろうとしたプロジェクトについては、『彼らは声を上げない』。もちろん、ラ・リーガを攻撃するために、彼らは失敗しない。指示に従わなければならない…。彼らは文書を分析してさえいない」

なお、バルセロナやレアル・マドリーを含め幾つかのビッグクラブは今回のCVCとの契約に真っ向から反対の姿勢を見せているが、ビジャレアルは前述の総会で賛成票を投じることを明言している。

フェルナンド・ロイグ会長は、「我々はラ・リーガを最高の場所に置かなければならない。レアル・マドリーとバルセロナがCVC合意に反対する理由は理解できない。我々は構造を強化し、リーグのイメージを高めなければならない。パンデミックで問題を抱えた後、これらのリソースを使ってリーガを向上させる方法がわかれば、フットボール界にとって非常に良いことだ」と、自身の考えを明らかにしている。