「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)開幕が迫る中、ラファエル・ナダル(スペイ…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハードコート)開幕が迫る中、ラファエル・ナダル(スペイン)がその前哨戦2つから立て続けに棄権したことがわかった。ATP公式ウェブサイトなど多数のメディアが報じている。【実際の動画】トロント大会欠場についてファンにメッセージを送るナダル

ナダルは10日、第2シードとして出場予定だった「ATP1000 トロント」(カナダ・トロント/8月9日~8月15日/ハードコート)から退くことを発表。そして翌11日には、翌週の「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日~8月22日/ハードコート)への出場も取り止めることを明かした。

6月上旬に「全仏オープン」の準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたナダルは、最近になって、実は左足に問題を抱えていたことを告白。「全仏オープン」後は2ヶ月近くにわたって休養し、8月頭の「ATP500 ワシントンDC」で戦線に復帰した。しかし、元世界8位のジャック・ソック(アメリカ)と対戦した復帰初戦の後、足が完全には回復していないと語っていた。「足が痛かった。今夜は痛んだね。明日には良くなることを願っている」

ナダルは続く世界50位のロイド・ハリス(南アフリカ)との試合に敗れてワシントンDCを去ることになったが、その際には足が改善していると話していた。「最もポジティブなことは、足が昨日よりも良くなっていたこと。ちょっとはマシに動けるようになった。それが僕にとってはすごく重要なんだ。これからも改善し続けなければならない。正直、この2ヶ月間は楽じゃなかった。足にいろんな問題を抱えていたんだ。練習したくてもそれが叶わなかったけど、できる限りの努力をして、ここでも懸命にトライした」

そしてトロント大会に臨む前には、「一日ずつ進んでいるよ。この大会での目標は、回復していると感じて、少しずつプレーが良くなっていくことだね。自分の動きに対する自信を得るために、数週間、痛みを感じないことが必要なんだ。まだ自分のピークには達していないけど、ワシントンDCの時よりもいい練習ができているよ」と手応えを口にしていた。

だが、試合当日に棄権することを決断。「みんなも知ってるように、ここ数ヶ月、この問題を抱えているんだ。回復する方法を見つけなければならない。今の僕にとって必要なのは、テニスを楽しむことだけど、この痛みのせいでそれができないからね。こんな決断を下すことになって残念だよ。もう数日したらより詳しいことがわかるだろう」というコメントを発表していた。

その後、結局シンシナティも欠場することになったナダル。一連の流れを受けて、AP通信をはじめ複数のメディアが「全米オープン」出場も危ういのではないかと報じている。「数週間、痛みを感じないことが必要」と語っていたナダルは、「全米オープン」では最後に出場した2019年大会を含めて4度優勝している。

なお、ナダルとともに、元世界3位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)もシンシナティ大会を踵の怪我により欠場することが明らかになっている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのナダル

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)