シナー、最年少でのATP500優勝に「誰が一番若いとかそういうことではない」8…
シナー、最年少でのATP500優勝に「誰が一番若いとかそういうことではない」
8月8日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)大会最終日、シングルス決勝が行われ、第5シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク24位)が、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同107位)を7-5、4-6、7-5のフルセットで下し、ツアー3勝目を挙げた。
【画像】シナー、19歳ながらツアー3勝目! 表彰&プレー
この日の試合、シナーは5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・セットでマクドナルドにブレークを許したものの、第10、第12ゲームでチャンスを作り、10度目のセットポイントをものにして第1セットを奪う。
第2セット、マクドナルドのサービスゲームを破ることができず、セットカウント1-1に。勝負のファイナルセット、シナーは先にブレークし、5-3のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとしたものの、粘り強いマクドナルドのプレーにバックハンドのミスが続き、第1セット同様に大事な場面でブレークを許す。だが、慌てることなく第11ゲームをラブゲームでキープすると、6-5で手にした3度目のチャンピオンシップを逃さず、2時間52分の熱戦に終止符を打った。
試合を通して、シナーは21本のブレークポイントと多くのチャンスを作り、5度のブレークに成功したものの、大事なところでマクドナルドにブレークバックされるなど苦しい場面もあった。それでも、「メンタルの面で大変だった。僕にはたくさんのチャンスがあったが、肝心なところで彼の方が勝っていたから、それを生かすことができなかった。でも、『もう1回、もう1回』とチャンスを狙い、彼を破ろうと努力した」と、前向きに戦うことができたという。
これで今年2月のATP250メルボルン1大会に続いて、シーズン2勝目。2009年にツアー大会が各カテゴリーに分かれて以来、ATP500の最年少優勝者になった。
しかし、シナーは「正直に言うと、まだやるべきことがたくさんある。経験を積み、今のように努力して重要な試合に挑みたい。今日はそれができたと思う。多くのことを学ぶことができた」と満足せず。
「最年少とかはあまり気にしていないよ。僕よりもはるかに優れた成績を残している選手がいるから、誰が一番若いとかそういうことではない。僕はただ、努力し上達したいんだ。常にそばにいて、僕にヒントを与えてくれるチームがあり、試合に勝つために努力している。3つのタイトルを獲得したけど、それがすべてではない。僕の心は、すでに次のトーナメントにあるよ」と語り、第16シードとして出場する9日開幕の「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)へ目を向けた。