マクラクラン勉/クラーセン、劣勢の場面続くも粘りのプレーでペア2勝目8月8日、…
マクラクラン勉/クラーセン、劣勢の場面続くも粘りのプレーでペア2勝目
8月8日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)大会最終日、ダブルス決勝が行われ、第4シードのマクラクラン勉(イカイ/ダブルス世界ランク37位)/レイベン・クラーセン(南アフリカ/同23位)が、第2シードのニール・スカップスキー(イギリス/同26位)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド/同20位)を7-6(4)、6-4のストレートで下し、2020年10月のATP250ケルン2大会以来となるペア2勝目を挙げた。
【画像】昨年10月以来、マクラクラン勉/クラーセンが2勝目! 表彰式&プレー
この日の試合、マクラクラン/クラーセンは先にリードを許したものの、3-5の第9ゲームでブレークバックに成功。そのままタイブレークに持ち込むと、2度のミニブレークで6-1に。追い上げられたものの、最後はビーナスのフォアハンドがネットにかかり、第1セットを7-6(4)で奪う。
続く第2セット、マクラクラン/クラーセンは、ダブルフォールトが絡み、計8度のブレークポイントを握られたものの、これをしのいでサービスキープ。5-4で迎えた第10ゲームで手にした2本のマッチポイントをものにし、ストレートでペア2勝目を挙げた。
試合後、マクラクランは「とてもいい気分だ。試合を乗り切ることができてとても興奮している。第1セットはブレークダウン、第2セットも多くのブレークポイントを握られたが、それを切り抜けることができた。とても満足している」とコメント。2018年の「楽天ジャパン・オープン」(ペアはヤン・レナード・ストルフ)以来、ATP500大会3度目の優勝を挙げた。
また、クラーセンも「ベンと僕は長いシーズンを過ごしてきた。何度か大きな勝利を手にしてきたが、準決勝で何度か負けていたから最後に乗り越えられてよかった。2019年に今大会のタイトルを獲得(今回対戦したビーナスとのペア)していたから、もう一度ここに来てよかったよ」とキャリア通算18度目のタイトルを喜んだ。
昨年10月のATP250ケルン2大会でペアを初めて組んだ2人は、同大会で全仏オープン優勝者を下し、いきなり優勝。今シーズン、本格的にペアを組み始め、3度の準決勝進出を果たし、7月のウィンブルドンでも8強入りするなど調子も上向きに。決勝ではランキングで上回る相手だったが、「一緒にやってきた経験が役に立った」(クラーセン)と、少しずつ積み重ねてきた経験を生かした。