ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。研究員「いやぁ~、東京オリンピックのおかげで寝不足ですよ…

 ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

研究員「いやぁ~、東京オリンピックのおかげで寝不足ですよ。朝から晩までいろいろな競技で日本人選手が活躍していて、テレビの前にクギづけですから。ついつい、その日のハイライトなんかも見てしまって、結局、寝るのは日付が変わってからですし......」

所長「そうか、そうか。じゃあ、今週は3歳馬によるダート重賞、レパードSが行なわれるが、同レースの馬券のヒントも見つかったんじゃないか?」

研究員「いやいや、そんなヒマなんてありませんよ。日本の選手たちを応援するのに精一杯なんですから」

所長「バカモン! オリンピックこそ"(馬券の)サインの宝庫"じゃぞ。意識しておらんでも、自然とひらめくものがあるんじゃないのか」

研究員「はぁ......。でも、日本人メダリストが連日のように誕生していますからね。正直、どれが"サイン"になるのか、まったく読めないですよ......」

所長「そこはじゃな、日本人選手にとって"初"とか、"何十年ぶり"とか、歴史的な快挙であることがまず、重要じゃ。また、新しい競技でのメダル獲得なんかも悪くないんじゃないか」



スケートボードの女子パークでは四十住さくら選手が金メダルを獲得

研究員「新しい競技と言えば、スケートボード。そのパークという種目で、四十柱(よそずみ)さくら選手が見事に金メダルを獲得しました。ということで、馬番の"4"と"10"に注目。馬連4-10の1点勝負というのはどうでしょうか?」

所長「スケートボードはストリートという種目で、13歳の西矢椛(にしや・もみじ)選手が日本人最年少金メダルを獲得。さらにパークでも、12歳の開心那(ひらき・ここな)選手が四十住選手に次ぐ銀メダルに輝いて、日本人最年少メダリストになっておる。

 となれば、レパードSでは"最年少"騎手に注目してみるのはどうじゃ。関東だけでなく、関西からも一線級の騎手が集うなか、今回は新人の永野猛蔵騎手がタマモブトウカイに騎乗。同馬の一発に期待してみるのも悪くないんじゃないか」

研究員「あと、新競技と言えば、空手。男子形では喜友名諒(きゆな・りょう)選手が金メダルを獲得しましたが、今年のGIII東京新聞杯では"カラテ"が重賞初制覇。手綱をとった菅原明良騎手にとっても、重賞初勝利でした。その菅原騎手が今回、ラヴォラーレに騎乗します」

所長「ラヴォラーレはイタリア語で『働く』という意味で、『レースは人と馬とのライフワーク』というのが、その名の由来らしいぞ」

研究員「『人と馬とのライフワーク』と言えば、馬術も忘れてはいけません。総合馬術では日本中央競馬会所属の戸本一真選手が、五輪初出場で4位入賞という輝かしい結果を残しました。となれば、戸本"一"真=1番枠は外せません! それでなんと、1番はラヴォラーレ! これ、来たんじゃないですか!!」

所長「サイン馬券はワシらの"ライフワーク"じゃからな。ラヴォラーレが来れば、グラッチェ、グラッチェじゃ。ガハハハッ(笑)」