東京五輪女子ゴルフ、最終ラウンド 東京五輪女子ゴルフは7日、埼玉・霞ケ関CC東コース(6648ヤード、パー71)で最終ラウンドが行われ、首位と5打差の3位で出た世界ランク28位の稲見萌寧(都築電気)は銀メダルを獲得した。リオ五輪で112年ぶ…

東京五輪女子ゴルフ、最終ラウンド

 東京五輪女子ゴルフは7日、埼玉・霞ケ関CC東コース(6648ヤード、パー71)で最終ラウンドが行われ、首位と5打差の3位で出た世界ランク28位の稲見萌寧(都築電気)は銀メダルを獲得した。リオ五輪で112年ぶりに五輪競技に復活したゴルフで日本人初メダル。16アンダーで並んだ同11位リディア・コ(ニュージーランド)との銀メダルをかけたプレーオフ1ホール目で勝利した。同9位の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は9位。同1位のネリー・コルダ(米国)が金メダルに輝いた。ホールアウト後のインタビューで稲見は「人生の中で一番の名誉」と喜びを口にした。

 美しいシーンだった。稲見と16アンダーで並んだリディア・コとのプレーオフ。稲見はパーセーブしたが、コは短いパーパットを外した。この瞬間、銀メダルが決まった。コも笑顔で稲見を祝福。ハグで称えていた。

 表彰式後のテレビインタビュー。稲見は「本当に日の丸を背負ってメダル獲れるのは嬉しいこと、人生の中で一番の名誉です」と素直な喜びを口にし、さらに「歴史を作ったが?」という質問に対して、「そう考えると重大な任務果たせた」とほっとした表情だった。

 中断明けで、バーディーを奪った17番については「アプローチが終わった時点で中断だったので、良かった。17番を獲らなければ後ろの組が獲ってくると考えていました」と言い、メダルの要因については「今日は少しショットが自分の思うようにいかないことが多かった。その中でも後半は中途半端な距離のパットが入ってくれた」とした。

 そして「(東京五輪は)夢の舞台だったのですが、そのままいい夢の舞台のまま終わらせられてよかった。出場できたことが自分の中では奇跡です」と嬉しそうだった。(THE ANSWER編集部)