アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/3月9~19日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第4シードの錦織圭(日清食品)がドナルド・ヤ…

 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/3月9~19日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第4シードの錦織圭(日清食品)がドナルド・ヤング(アメリカ)を6-2 6-4で破り、準々決勝に進出した。錦織はヤングとの5対戦のすべてに勝ったことになる。

 「彼(ヤング)は第2セットに入ってから、ずっとよいプレーをし始めた。よりコート内に踏み込んでプレーをしていたように思う。そして僕のほうは少し後退してしまった」と試合後、錦織は振り返った。「でも1-4から僕はよりコート内に踏み込み、よりアグレッシブにプレーし始めたと思う」。

 錦織は準々決勝で、マレク・ジャジリ(チュニジア)を4-6 7-6(1) 7-5で倒して勝ち上がった第17シードのジャック・ソック(アメリカ)と対戦する。ソックは初戦の2回戦から3試合連続のフルセット勝利で、一方の錦織は3試合連続のストレート勝利だ。

 同日、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第9シードのロジャー・フェデラー(スイス)も対戦する。4回戦での顔合わせは、彼らの初対戦だった2004年マイアミ(ATP1000)の3回戦に次いで早いラウンドでの対戦。ナダルは、13年にわたるライバル関係の通算対戦成績で23勝12敗とリードしている。ハードコートでは9勝8敗だ。

 センターコートで2番目の男子シングルス4回戦では、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第15シードのニック・キリオスに4-6 6-7(3)で敗れる番狂わせが起きた。とはいえ、ジョコビッチは今月初めに、アカプルコ(ATP500)でのふたりの初対戦でキリオスに敗れたばかり。いまやジョコビッチの天敵と呼ばれそうなキリオスは、インディアンウェルズで3連覇していたジョコビッチの連勝記録に、その手で終止符を打った。

 キリオスは、ナダルとフェデラーの試合の勝者と準々決勝で対戦する。

 また、第21シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 7-6(5)で、第27シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)は第11シードのダビド・ゴファンを6-3 3-6 6-3で倒し、両者が準々決勝で対戦する。(C)AP(テニスマガジン)