侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が金メダルがかかった決勝戦(7日)に勝負の「赤パンツ」をはいて臨むことを明かした。・今…

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が金メダルがかかった決勝戦(7日)に勝負の「赤パンツ」をはいて臨むことを明かした。

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 戦前には様々な不安を指摘されながらも、ふたを開けてみれば4連勝で決勝進出。必死のタクトでチームを導いてきた指揮官は、自身の49歳の誕生日だった3日、宿舎で選手らからサプライズで祝福され、プレゼントとして「赤パンツを贈られた」という。

 発案は2019年のプレミア12で日本代表としてともに戦い、今回は選出から漏れたヤクルト・田口だった。金メダルは五輪戦士だけでなく、日本プロ野球界にとっても悲願だ。気持ちを赤パンツに託した。

 田口からの動画メッセージと共に赤パンを受け取った稲葉監督は「田口選手からいただいた『決勝でぜひ履いてください』というパンツをはきます。履いている姿は見せられないですけど」と笑顔で決意表明した。

 続けて「田口も選ばれなかった悔しさもあると思うけど、ジャパンのために、何か私のためにやってくれようとしてくれている気持ちがうれしかった。そういう気持ちも一緒に戦いたいので、はきたいと思います」と田口に感謝の気持ちを伝えることも忘れなかった。

 実はこの「赤パンツ」、球界ではあの名将が好んではいたことでも知られている。稲葉監督とも師弟関係を結んだ、故・野村克也氏だ。同氏はゲンかつぎのため、赤パンツを好んではいた。南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めたが、チームが連勝している時には、決まって同じ赤パンツをはき続けたことは今でも語り草となっている。

 稲葉監督との縁はヤクルト時代にさかのぼる。ヤクルトの日本一メンバーでありながら、多士済々のメンバーの中では、比較的控え目だった稲葉氏の日本代表監督就任に関しては「あいつは、あんなに人が好くて大丈夫か。(選手起用に関して)非情になれるのか」と生前も心配の言葉を漏らしていた野村氏。

 弟子である稲葉監督も野村氏死去の際にはこんなコメントを残している。

 「プロ1年目から社会人、野球人として育ててくれた方。野村監督にいい報告ができるようにやっていきたいと思います」。

 天国から見守っている師の思いも必勝の赤パンツで受け止めて、いざ出陣だ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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