アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/3月9~19日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が…

 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/3月9~19日/賞金総額699万3450ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第26シードのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を6-3 7-5で下し、今大会50番目の勝利を記録した。  ナダルは35度の気温の中、1時間半の戦いのあとにフォアハンドのウィナーで試合を締めくくった。

 インディアンウェルズで過去に3度優勝しているナダルは、次のラウンドで第9シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは第24シードのスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を7-6(3) 7-6(4)で倒して勝ち上がった。  「今日の僕はサービスですごくアグレッシブだったし、フォアもバックもよかった。初日と比べて今日のほうがずっといいプレーができたと思う」とナダル。「だから自分のプレーをうれしく思っているよ」。

 ナダルとフェデラーの対戦は1月の全豪オープン決勝以来となる。その試合はフェデラーが6-4 3-6 6-1 3-6 6-3で勝ち、グランドスラム18度目の優勝につながった。両者の対戦はこれまでに45度あり、23勝12敗でナダルがリードしている。  第4シードの錦織圭(日清食品)も、第25シードのジル・ミュラー(ルクセンブルグ)に6-2 6-2のストレートで勝ち、4回戦に駒を進めた。錦織の次の相手はドナルド・ヤング(アメリカ)だ。ヤングは第24シードのルカ・プイユ(フランス)を6-4 1-6 6-3で下して勝ち上がった。  「少なくとも今シーズンの出だしに一貫していいプレーをし、勝ち上がることができていることに興奮を覚えている。それも質の高い相手に対して連続で」とヤングは言った。彼は2月のメンフィスとデルレイビーチ(ともにATP250)でベスト4に進んでいる。

 「圭は素晴らしい選手だ。彼はもうかなりの年月、いいプレーをし続けている。僕らはいっしょに育ってきたんだ。彼に対する試合では正しいことをやり続け、適切な場所に身を置いて自分の形でプレーしなければならない」と話した。  第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)と第18シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)による若手対決は、6-3 6-4でキリオスに軍配が上がった。

 一方、今大会で優勝5回、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、ナイトマッチで2013年大会準優勝者で第31シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。キリオスは4回戦でこの試合の勝者と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)