女子フェザー級決勝 東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。ボクシングでの金メダル獲得は1964年東…

女子フェザー級決勝

 東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。ボクシングでの金メダル獲得は1964年東京五輪金の桜井孝雄、12年ロンドン五輪金の村田諒太に続く3人目。勝利が決まった瞬間飛び跳ねて歓喜する入江に拍手を送り、さらに笑顔でハグするペテシオの姿にSNS上では感動が広がっている。

 入江は第1ラウンド(R)からリズムをつかみ、5人のジャッジ全員が入江を支持。第2Rはペテシオの攻勢を受け、ポイントを奪われた。運命の第3Rは両者の意地が激突。激しく打ち合った。判定で金メダルが決まると、入江は跳び上がって喜んだ。そして歓喜の涙を流した。

 ペテシオの姿も美しかった。悔しさもあるはずだが、笑顔で入江を称えた。そして抱き合った。この光景にSNS上のファンは「ペテシオ選手が負けても笑顔なのは素晴らしかった!」「身内が勝ったみたいに笑顔で拍手してるペテシオ選手の姿が素敵でした」「判定で悔しいだろうに祝福してくれて相手にも金メダルあげたい」「互いにリスペクトしてる姿勢をすごく感じた」「拍手で讃える相手選手も素晴らしいなぁ」などと感動が広がっている。(THE ANSWER編集部)