7月31日、「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハー…
7月31日、「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハードコート)のテニス競技の8日目で女子シングルスの決勝・3位決定戦、そして男子シングルスと女子ダブルスと混合ダブルスの3位決定戦が行われた。世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)はメダルを手にせずに大会を去ることになった。大会公式ウェブサイトが伝えている。【実際の画像】ベンチッチが女子シングルスの金メダルに輝き歓喜【実際の画像】女子シングルスの銀、銅を獲得したボンドルソバとスビトリーナ【実際の画像】ジョコビッチを破って銅メダルを獲得したカレーニョ ブスタ【実際の画像】女子ダブルスの銅メダル獲得を喜ぶブラジルペア
女子シングルスでは、第9シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が金メダル獲得。今大会を欠場したロジャー・フェデラー(スイス)から大会中にメッセージをもらっていたと語るベンチッチは、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との決勝で第1セットを制すと、第2セットを取り返されたが、途中で右足の爪先を治療してもらうというアクシデントに見舞われながらも、7-5、2-6、6-3で勝利。ベンチッチは明日女子ダブルスでも金メダルを目指して決勝を戦う。3位決定戦では、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)に逆転勝利。2時間24分の熱戦を制して、銅メダルを手にした。
男子シングルスの3位決定戦ではジョコビッチ(セルビア)が第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に3セットの末に敗戦。2012年のロンドン大会と同じく4位に終わった。ジョコビッチはその後、ニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)とともに混合ダブルスの3位決定戦にも出る予定だったが、カレーニョ ブスタとの試合でそちらは棄権。アシュリー・バーティ/ジョン・ピアース(オーストラリア)ペアが銅メダルを持ち帰っている。
ジョコビッチは「国のためにメダルを獲得できなかったことを悔いている。(準決勝を戦った)昨日も今日も、混合ダブルスでもシングルスでもチャンスを生かすことができなかった。心身ともに疲れ切って、普段のレベルのプレーができなかったんだ。でも、オリンピックに来たことは全然後悔していないよ。人生に偶然はない。起きることすべてに理由があるんだ」と発言。さらに、3年後のパリオリンピックにも出場する意向を示している。
女子ダブルスの3位決定戦では、Laura Pigossi/Luisa Stefani(ブラジル)ペアがベロニカ・クデルメトワ/エレナ・ベスニナ(ロシア)ペアに逆転勝利で銅メダルに輝いた。
<男子シングルス>
【3位決定戦】
●ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 4-6 7-6(6) 3-6 〇パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[6]
<女子シングルス>
【決勝】
〇ベリンダ・ベンチッチ(スイス)[9] 7-5 2-6 6-3 ●マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)
【3位決定戦】
●エレナ・リバキナ(カザフスタン)[15] 6-1 6-7(5) 4-6 〇エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[4]
<女子ダブルス>
【3位決定戦】
●ベロニカ・クデルメトワ/エレナ・ベスニナ(ロシア) 6-4 4-6 [9-11] 〇Laura Pigossi/Luisa Stefani(ブラジル)
<混合ダブルス>
【3位決定戦】
●ニーナ・ストヤノビッチ/ノバク・ジョコビッチ(セルビア) (w/o) 〇アシュリー・バーティ/ジョン・ピアース(オーストラリア)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「東京オリンピック」で金メダル獲得を決めた瞬間のベンチッチ
(Photo by Naomi Baker/Getty Images)