いよいよ大詰めを迎えている「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハードコート)のテニス競技で、女子ダブ…

いよいよ大詰めを迎えている「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハードコート)のテニス競技で、女子ダブルス決勝に進出したのは第1シードのチェコペアとノーシードのスイスペア。女子シングルスの決勝もチェコとスイスの対戦になり、二国はどちらも2つのメダルを持ち帰ることが決まっている。ITF(国際テニス連盟)公式ウェブサイトが報じた。【関連記事】スイス人選手がシングルスとダブルス両方で準決勝進出、フェデラーも見守る[東京オリンピック]【関連記事】新女王はクレイチコバ!2時間の熱戦を制し、亡き恩師との約束を叶える[全仏オープン]

女子ダブルスの優勝を懸けて戦うのはバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)組とベリンダ・ベンチッチ/ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)組。ベンチッチはまず女子シングルスでの決勝進出を決め、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦することになった。

女子ダブルスの3位決定戦はどちらもノーシードのベロニカ・クデルメトワ/エレナ・ベスニナ(ロシア)対Laura Pigossi/Luisa Stefani(ブラジル)、シングルスの3位決定戦は第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)対第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)によって戦われる。

今年の「全仏オープン」女子ダブルス優勝者のクレイチコバとシニアコバは、準決勝でクデルメトワと2016年「リオデジャネイロオリンピック」女子ダブルス覇者であるベスニナのペアを6-3、3-6、[10-6]で下した。

「素晴らしいわ、本当に幸せ。私たちは長い間ずっと一緒にプレーしてきた。良い時も悪い時もあったけれど、今も一緒にやっているわ。だから特別よ」とクレイチコバ。

「みんな私たちが当然決勝に進むものと期待していたけど、とてもタフなドローだった。それでもここまで来られたから完璧よ、夢が叶ったわ。オリンピックの決勝の舞台に国の代表として立てるなんて、特別な、深い意味のあることだわ。メダルの色がどちらになったとしても、国のみんなに誇りに思って欲しい」

一方スイスチームのベンチッチはまずシングルス準決勝でリバキナに勝利し、後にゴルビッチと共にブラジルペアを7-5、6-3で破って、2種目での決勝進出を決めた。フォアハンドのウィナーでダブルス勝利を決めたベンチッチはコートに膝を突いて倒れ込み、すぐに飛び上がって喜びに泣き笑いしながらゴルビッチを抱きしめた。

メダル獲得が決まったことの意味を問われたゴルビッチは語った。「オリンピックはスポーツの精神そのものだと思ってる。世界中の人々をつないで、感動と自由を分かち合う。スポーツによってみんながつながる、それが小さな頃から私が感じていたオリンピックの意味よ。テレビで見ていたオリンピックを憶えているわ、普段見ることのないようなたくさんのスポーツを見て、その感動でみんながお互いと、そしてスポーツの精神とつながるの」

「これはとても大きなこと、ただのテニス、ただのスポーツじゃなく、いわば生きることの意味よ。だからただここにいること、オリンピアンであることだけでも凄いことよ、どこの国でも、そしてスイスにも、私自身にも。それが今はメダリストだなんて、信じられない」

そしてパートナーであるベンチッチは、シングルスとダブルスで決勝進出を決めたこの日は、彼女のキャリアで最高の日だと言う。「これはシングルスでもダブルスでも私のキャリアで最高の結果よ、しかもそれを両方同じ日に果たすなんて。この夢が終わって欲しくない、明日目が覚めたらみんな夢だったってわかって悲しくなるんじゃないかって話してたの!でもこれは現実だわ。私たち超幸せよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「東京オリンピック2020」でのゴルビッチ(左)とベンチッチのスイスペア

(Photo by Tim de Waele/Getty Images)