野球日本代表「侍ジャパン」は14日、2次ラウンド第2戦でキューバと再戦する。7日の1次ラウンド第1戦では、松田と筒香に一発が出た日本が11-6で勝利を飾った。だが、13日に行われた希望練習を終えた後、小久保裕紀監督は「過去のことなんでね、明…

野球日本代表「侍ジャパン」は14日、2次ラウンド第2戦でキューバと再戦する。7日の1次ラウンド第1戦では、松田と筒香に一発が出た日本が11-6で勝利を飾った。だが、13日に行われた希望練習を終えた後、小久保裕紀監督は「過去のことなんでね、明日とにかく勝つだけ」と気を引き締め直した。

■14日にキューバ再戦、小久保監督「菅野をぶつけますんで全力で勝ちます」

 野球日本代表「侍ジャパン」は14日、2次ラウンド第2戦でキューバと再戦する。7日の1次ラウンド第1戦では、松田と筒香に一発が出た日本が11-6で勝利を飾った。だが、13日に行われた希望練習を終えた後、小久保裕紀監督は「過去のことなんでね、明日とにかく勝つだけ」と気を引き締め直した。

 1次ラウンド初戦キューバ戦の勝利を皮切りに、日本はこれまで4連勝を飾っているが、指揮官に慢心はない。

「勝ってるんで、雰囲気はいいですけどね。1回負ければ終わりのところでやっているんで、そういう戦いの中で過去は過去。明日勝つだけですね」

 2次ラウンド第1戦のオランダ戦は、タイブレーク方式の延長11回、4時間46分の死闘の末、8-6で侍ジャパンが白星を飾った。この戦いでは9投手がマウンドに送られた。幸い13日には試合がなく希望練習だったため、中継ぎ陣も多少の休養が取れるが、指揮官は「昨日(12日)かなり中継ぎ陣を注ぎ込みましたんで、できれば80球、欲を言えば長いイニングを期待しますね」と、エース菅野に“課題”を与えた。

■菅野はオランダ戦に「感動」、キューバ戦は「できれば6回」

 もちろん、菅野自身もその課題を受けて立つ心積もりはある。

「やっぱり最低5回は投げないといけないと思いますし、できれば6回っていうところまでいけば、チームの勝利もグッと近づくと思います。このチームが結束してから、第2戦という大事なポジションを任せてもらっているんで、しっかりその期待に応えたいです」

 オランダ戦の死闘に「本当に感動しましたし、勇気をもらいました」という菅野は、勝てば2次ラウンド突破に大きく近づくキューバ戦に向けて、「結果オーライでもいいんでなんとか泥臭くても抑えればいいという気持ちでいきたいと思います」と力強く語った。

 小久保監督はエースに全幅の信頼を寄せる。

「明日菅野をぶつけますんで、全力で勝ちます」

 キューバとの第2ラウンド。決勝ラウンド進出を懸け、侍ジャパンはエースを立てた総力戦でぶつかる。