「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハードコート)で3連覇を狙っていたアンディ・マレー(イギリス)が…

「東京オリンピック」(日本・東京/7月24日~8月1日/ハードコート)で3連覇を狙っていたアンディ・マレー(イギリス)が、シングルスよりもダブルスを優先した理由を明かした。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。【画像】敗退後、過去のオリンピックで旗手を務めた時の画像を投稿したマレー【動画】ダブルス勝利後、パートナーのお尻を叩くマレー【関連記事】マレーを東京オリンピックに向かわせた5歳の娘の言葉とは

地元ロンドンで開催された2012年大会と2016年のリオデジャネイロ大会を連覇と、男子シングルスで初の偉業を果たしたマレーは当初、シングルスの1回戦で第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する予定だった。だが当日の朝に行われたメディカルスキャンで太腿に軽度の損傷が確認されたことからメディカルチームに1種目に絞るよう勧められると、マレーはシングルスを辞退してダブルスを選んだ。

マレーは怪我について、「太腿の筋肉を痛めたんだけど、練習の時とかコート上では特に問題はなかったよ。だけどスキャンでちょっとした問題が見つかって、医療チームが少し警戒したんだ」と説明する。

マレーはダブルス世界ランキング9位のジョー・ソールズベリー(イギリス)と組んでおり、二人は1回戦で第2シードの二コラ・マウとピエール ユーグ・エルベールのフランス組を破る番狂わせを演じた。そして2回戦ではドイツのケビン・クラウィーツ/ティム・プッツのペアを6-2、7-6(2)で下し、準々決勝に進んだ。

3連覇の可能性もあったシングルスを捨ててダブルスを優先した理由をマレーはこう話す。「もしジョーがダブルスの相手に僕を選んでくれたら、途中で僕の身体に問題が生じた場合はシングルスよりもダブルスを優先すると彼に言っていたんだ。だからその通りになったということだよ」

「自分では良いプレーができていると感じていただけに(棄権は)残念だね。それに僕はオリンピックが大好きだから、タイトルを防衛する機会を失いたくなかった。でもそれは叶わなかったから、今はすべての集中力とエネルギーをダブルスに向けて、そこでメダルを獲得できるよう最善を尽くしたいと思っている」

一方のソールズベリーは「僕はアンディとプレーしたいと言ったんだ。彼は素晴らしい選手だし、以前にもオリンピックで見事な成績を残している。オリンピックという特別なイベントで僕たちには良い結果を残すチャンスがあると思ったんだ」と話している。

結局、マレーとソールズベリーは準々決勝でクロアチア組(マリン・チリッチ/イバン・ドディグ)に6-4、6-7(2) [7-10]で逆転負け。メダルを獲得することはできなかった。

試合後、マレーは以下のメッセージを投稿。「今日の敗退にガッカリしているよ。スポーツは時に残酷だね。ジョー、一緒にプレーするチャンスをくれてありがとう。君は素晴らしかったよ。もうちょっと良い展開になってほしかったけど、こんなことになってしまった。もしこれが僕にとって最後のオリンピックになるなら、長年にわたって僕を支えてくれた代表チームをはじめとしたみんなに感謝したい。イギリスを代表して4つの大会に出られたことは素晴らしい特権であり、僕の人生にとって最高の記憶をいくつも与えてくれたよ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「東京オリンピック」でのマレーとソールズベリー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)