「慶應チャレンジャー国際女子トーナメント」(本戦3月7~12日/賞金総額2.5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 決勝は第3シードの大前綾希子(島津製作…

 「慶應チャレンジャー国際女子トーナメント」(本戦3月7~12日/賞金総額2.5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。

 決勝は第3シードの大前綾希子(島津製作所)と第4シードの日比万葉(安藤証券)の日本人対決となり、24歳の大前が20歳の日比を7-5 6-2で倒してシングルスでの今シーズン初優勝を飾った。試合時間は1時間34分。

 両者は今回が初対戦。大前のITF大会のシングルスでのタイトル獲得は昨年8月のノンタブリー(ITF2.5万ドル/ハードコート)以来で、通算5勝目となる。

 今大会での大前は、1回戦でマグダレナ・フレッチ(ポーランド)を6-4 3-6 6-1で、2回戦で予選勝者の林恵里奈(早稲田大学)を6-1 6-1で、準々決勝で第7シードのガリーナ・ボスコボエワ(カザフスタン)を6-4 6-2で、準決勝では第6シードの波形純理(伊予銀行)を1-6 6-1 6-3で破って勝ち上がっていた。

 大前は昨年10月に全日本テニス選手権(東京・有明テニスの森/ハードコート)の決勝で今西美晴(島津製作所)を6-4 6-4で下して大会初制覇。今西とのペアで臨んだダブルスも制し、単複2冠を達成していた。

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表彰式スピーチ・抜粋(情報提供◎大会事務局)

大前綾希子(シングルス優勝) 「慶應義塾大学の皆様、男子に続き2週間半という長い期間、本当にありがとうございました。今回このような大会を開いていただき、全仏オープン、ウィンブルドンまでの大会に必要なポイントを今回ゲットすることができたので、グランドスラムに一歩近づくことができました。本当にありがとうございます。これから更にグランドスラムで活躍できるような選手になれるよう頑張りますので、皆様これからも応援宜しくお願い致します」

日比万葉(シングルス準優勝) 「大会関係者の皆様、一週間本当にありがとうございました。それから私のチームに感謝したいと思います。応援してくれた家族のみんな、友達のみんな、本当にありがとうございました。それから今週見に来ていただいた皆様、皆様の前でプレーするのはとても楽しかったです。これからもどうぞ宜しくお願い致します」

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【シングルス準決勝】

○24大前綾希子(島津製作所)[3] 7-5 6-2 ●9日比万葉(安藤証券)[4]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

(テニスマガジン/Tennis Magazine)