「JAPAN F1 亜細亜大学国際オープンテニス」(本戦3月7~12日/亜細亜大学日の出キャンパステニスコート/賞金総額1.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 決勝は第2シードの仁木拓人(三菱電機)と第3シ…
「JAPAN F1 亜細亜大学国際オープンテニス」(本戦3月7~12日/亜細亜大学日の出キャンパステニスコート/賞金総額1.5万ドル/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。
決勝は第2シードの仁木拓人(三菱電機)と第3シードの高橋悠介(フリー)の日本人対決となり、19歳の高橋が29歳の仁木を7-5 6-3で下して今シーズン初優勝を飾った。試合時間は1時間34分。
両者は今回が初対戦。高橋のフューチャーズ大会でのタイトル獲得は昨年9月のホアヒン(ITF1万ドル/ハードコート)以来で、通算3勝目となる。
今大会での高橋は、1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)の吉田慎(亜細亜大学)を6-2 6-1で、2回戦で予選勝者の望月勇希(中央大学)を4-6 6-4 6-1で、準々決勝で片山翔(伊予銀行)を6-3 6-4で、準決勝ではウィシャヤ・トロンチャロンチャイグン(タイ)を6-4 6-2で破って勝ち上がっていた。
2014年にはインターハイと全日本ジュニア(18歳以下)のジュニア2冠を達成し、昨年1月にプロ転向を果たした高橋。昨年の大会ではプロ転向後の初戦として出場し、予選2回戦で今井慎太郎(現:東通産業)に0-6 1-6で敗れていた。
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表彰式スピーチ・抜粋(情報提供◎大会事務局)
高橋悠介(シングルス優勝) 「去年は予選で負けてしまってここには長く滞在することはできなかったのですが、今年はこうして最後まで残ることが出来て学生の皆さんにも本当に楽しい大会にして頂いてうれしく思っています。そして仁木選手、準優勝おめでとうございます。仁木選手は自分よりずっと上のランキングで上の舞台で戦っている選手ですので、ここでこうして戦えたことをうれしく思います。まだ大学シリーズが残り4大会ありますし今年もまだ始まったばかりなので、少しでも早く上の舞台やグランドスラムで戦えるように頑張っていきたいと思っていますので今後もよろしくお願いします。ありがとうございました」
仁木拓人(シングルス準優勝) 「高橋選手、優勝おめでとうございます。本当に素晴らしいプレーで、今日決勝の舞台で戦えたことを誇りに思います。決勝ということで僕自身も勝ちたい気持ちが強かったですが、彼の素晴らしいプレーをなかなか上回ることが出来ませんでした。悔しい気持ちはありますがお互い全力を尽くした試合だったので、また来週以降でも決勝や準決勝といった週末の舞台で戦って今度はリベンジさせてもらおうと思っていますのでよろしくお願いします。今は2人ともちょうどランキングが400位前後で、これから夏に向けてこの大学シリーズで結果を残していけば全米オープンやその前のウィンブルドンくらいにはお互いグランドスラムの予選にかかるチャンスが出て来るすごく大事な時期になります。来週以降も試合は続いていきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」
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【シングルス決勝】
○9高橋悠介(フリー)[3] 7-5 6-3 ●32仁木拓人(三菱電機)[2]
※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位
(テニスマガジン/Tennis Magazine)