去る3月5日、茨城県小美玉市の茨城空港で開催された「小美玉オールドカーミーティング in 茨城空港スカイスリーフェスタ」。エントリーしたのは80台余り。その中で、希少な車両をピックアップした。抜群のコンディションだったのは、日産『フェアレデ…
去る3月5日、茨城県小美玉市の茨城空港で開催された「小美玉オールドカーミーティング in 茨城空港スカイスリーフェスタ」。エントリーしたのは80台余り。その中で、希少な車両をピックアップした。
抜群のコンディションだったのは、日産『フェアレディZ』432(1970年)。「432」は「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」の意で、『スカイライン』2000GT-Rと同じS20型エンジンが搭載される。この個体はエンジンを2回オーバーホールするなど仕上げるのに10年かかったという。キャブレターをソレックスからウエーバーに換えたほかはノーマルにこだわっている。標準のマグネシウムホイールは大事に保管しているとのことだ。
マツダ『ルーチェ』ロータリークーペ(1969年)は、わずか967台しか生産されなかった希少車。この車両は3オーナー目で、シングルナンバーがそのまま残っている。13A型ローラリーエンジンは126馬力で、時速190km/hをマークした。前輪駆動など意欲的な新機構を満載していた2ドアハードトップだ。
1968年式のトヨペット『コロナ』ハードトップ1600 Sも珍しい。この年に出た”コロナ・ゴールデンシリーズ”の中でSOHC+SU型ツインキャブレター搭載というハイパワー版だが、同年後半の『マークII』発売と同時に、わずか5か月間で消滅してしまう。同じコロナ・ハードトップのボディを使って造られた、DOHCエンジン搭載のトヨタ『1600GT』にも隠れて存在感が薄かった。こうして残っているのは貴重なのである。
ほかにレアな存在だったのは、生産台数が1132台というホンダ『ライフ』ピックアップ(1974年)や、初期型のベーシックグレードである三菱『ギャランGTO』MI(1971年)、白ナンバーのバンモデル(1973年)と黄色ナンバーの550cc(1983年)のスズキ『ジムニー』など。東日本大震災の津波で車体の半分まで海水に浸(つ)かったものを再生したという、トヨタ『カローラ レビン』(1982年)の姿もあった。また、フォード『マスタング』マッハ1(1972年)やジャガー『Mk2』(1964年)、シトロエン『CX』2400(1979年)といった個性的な外車もあった。
日産 フェアレディZ 432 1970年嶽宮 三郎
日産 フェアレディZ 432 1970年嶽宮 三郎
日産 フェアレディZ 432 1970年嶽宮 三郎
日産 フェアレディZ 432 1970年嶽宮 三郎
日産 フェアレディZ 432 1970年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
マツダ ルーチェ ロータリークーペ 1969年嶽宮 三郎
コロナ ハードトップ 1600S 1968年嶽宮 三郎
コロナ ハードトップ 1600S 1968年嶽宮 三郎
ホンダ ライフ ピックアップ 1974年嶽宮 三郎
ホンダ ライフ ピックアップ 1974年嶽宮 三郎
三菱 ギャラン GTO MI 1971年嶽宮 三郎
三菱 ギャラン GTO MI 1971年嶽宮 三郎
フォード マスタング マッハ1 1972年嶽宮 三郎
フォード マスタング マッハ1 1972年嶽宮 三郎
フォード マスタング マッハ1 1972年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1973年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1983年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1973年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1983年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1983年嶽宮 三郎
スズキ ジムニー 1983年嶽宮 三郎
トヨタ カローラ レビン 1982年嶽宮 三郎
トヨタ カローラ レビン 1982年嶽宮 三郎
ジャガー Mk2 1964年嶽宮 三郎
ジャガー Mk2 1964年嶽宮 三郎
ジャガー Mk2 1964年嶽宮 三郎
シトロエン CX 2400嶽宮 三郎
シトロエン CX 2400嶽宮 三郎
シトロエン CX 2400嶽宮 三郎