ニースの新指揮官に就任したクリストフ・ガルティエ監督と、スポーツ・ディレクターを務めるジュリアン・フルニエ氏の関係が早く…

ニースの新指揮官に就任したクリストフ・ガルティエ監督と、スポーツ・ディレクターを務めるジュリアン・フルニエ氏の関係が早くも悪化している模様だ。『Get French Football News』が報じている。

2019年にロンドンに拠点をおく化学会社である『INEOS』に買収されたニースは、イギリスの億万長者として知られるジム・ラトクリフ氏の下でビッグクラブへの発展を目指している。

今夏にはリールを10年ぶりのリーグ・アン制覇に導いたガルティエ監督を新指揮官として招へいし、若手タレントを中心に積極的な補強を敢行している。

しかし、ガルティエ監督とリクルートを取り仕切るフルニエ氏の間には早くも補強方針を巡って緊張関係が生まれているようだ。

ニースは今夏の移籍市場でバルセロナのフランス人DFジャン=クレール・トディボ、サウサンプトンのガボン代表MFマリオ・レミナ、リヨンのU-24フランス代表DFメルヴァン・バールを獲得。

ただ、両氏の間で問題になっているのは、同じく今夏に獲得したAZのオランダ代表FWカルヴァン・ステングス、ローマのオランダ代表FWユスティン・クライファートの2選手のオペレーションだ。

ガルティエ監督は今夏の補強に関してより経験豊富な選手をリクエストしているが、共に22歳のステングスとクライファートに関しては戦術理解度を含めて指揮官がリクエストしたタイプとは異なる。

また、両選手の代理人は世界屈指の辣腕代理人として知られるミーノ・ライオラ氏。ライオラ氏は両選手の他に守護神を務めるアルゼンチン人GKワルテル・ベニテス、U-20フランス代表MFケフラン・テュラム=ウリアンを顧客に持っており、現在クラブが獲得に動いているとされるPSVのオランダ代表MFパブロ・ロサリオも同じく同氏の顧客だ。

そのため、ガルティエ監督はクラブとライオラ氏の“ズブズブの関係”を含め補強戦略に異を唱えているとのことだ。

なお、フルニエ氏は先日のフランス『レキップ』のインタビューでライオラ氏との関係に関して釈明している。

「オランダ出身のプレーヤーに興味を持ったとき、ミーノはしばしば最高の人材を抱えている。我々がそういったプレーヤーを見極めると、自然と彼にぶつかる」

「しかし、多くの場合、彼がプレーヤーを売り込むのではなく、我々が彼とコンタクトを取る。カルヴァンの場合、我々のリクルートチームは3シーズン前から彼を追いかけていた…」

「我々はミーノとの間でショートカットを望んでいるわけではなく、ニースは彼以外の多くのエージェントと仕事をしている。私自身、ジョルジュ・メンデスとも連絡を取っている」

「移籍市場において大手のエージェンシーや有力なエージェントが影響力を増している。ただし、ニースに関してミーノが独占するようなことはない」

現時点でガルティエ監督とフルニエ氏の個人的な関係はそこまで悪くないようだが、今後もライオラ氏に依存するような市場での振る舞いを見せた場合、フランス人指揮官の早期退任の可能性も十分にあるはずだ。