野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドのB組第3戦(東京ドーム)で、中国に7-1で快勝。不動の4番・筒香嘉智外野手がB組の最優秀選手(MVP)に選ばれた。■1次Rは2本塁打&5打…

野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドのB組第3戦(東京ドーム)で、中国に7-1で快勝。不動の4番・筒香嘉智外野手がB組の最優秀選手(MVP)に選ばれた。

■1次Rは2本塁打&5打点でMVP獲得、「その通りの活躍をしてくれた」

 野球日本代表「侍ジャパン」は10日、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドのB組第3戦(東京ドーム)で、中国に7-1で快勝。不動の4番・筒香嘉智外野手がB組の最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 中国戦でも1安打。筒香は全試合で安打を放ち、通算で打率.364、2本塁打、5打点をマーク。大会前に筒香を不動の4番に指名した小久保監督は、試合後の会見で改めて存在感の大きさを力説した。

「4番にサインはないということでした。しっかりランナーを還してくれと、WBCが始まる前に本人に伝えた。その通りの活躍をしてくれましたね」

■筒香が打線牽引、指揮官は予想外の“一発攻勢”に「これだけホームランが出るとは」

 筒香は初戦のキューバ戦では先制打&ダメ押し弾。続くオーストラリア戦でも競った展開のなかでのダメ押し弾を放つなど、日本を勢いづけた主砲の働きぶりを小久保監督は絶賛した。

「(日本に)これだけホームランが出るとは思わなかった。少し想定外の面もあったが、きょうも中田に一発が出た。これから厳しい戦いになりますけど、好調の選手は(調子を)キープしてほしい」と2次R以降も、筒香から生まれる“相乗効果”に期待を寄せた。

 本人も「すごい選手の集まりですし、走れる選手も、長打が打てる選手もたくさんいる。点を取るのは難しいけど、全員が一つになって、立ち向かえば、いい試合ができると思います」と、チームの手応えを口にした。日本の1次R全勝突破は初。その中心には筒香がいる。