7月25日、新潟競馬場でGⅢアイビスサマーダッシュ(芝1000m)が行なわれる。 2001年に創設されたこのレースは、…

 7月25日、新潟競馬場でGⅢアイビスサマーダッシュ(芝1000m)が行なわれる。

 2001年に創設されたこのレースは、JRA唯一の芝1000m重賞。直線コースで開催される、新潟競馬場の名物レースだ。特殊なコースで行なわれるだけに経験は重要で、過去10年の勝ち馬のうち、8頭が同コースの出走歴があった。

 出走歴がなかった2頭は、2012年のパドトロワ、2015年のベルカントの2頭だが、前者は前年のGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)2着。後者は前年のGⅡフィリーズレビュー(阪神/芝1400m)を含めて重賞2勝の実績があった。過去10年の結果を見る限り、このレースを勝つには「新潟・直線芝1000mの実績」か「重賞実績」のいずれかが必要ということになる。

 そんな中で今回、中心視されそうなのがライオンボス(牡6歳/美浦・和田正一郎厩舎)だ。



アイビスSDで1勝、2着1回のライオンボス

 同馬は2年前のアイビスサマーダッシュを含め、「新潟/芝1000m」で7戦4勝、2着2回と、メンバーの中で断トツの成績を残している。前走の韋駄天Sで9着と、初めて「新潟/芝1000m」の条件で連対を外したが、そのレースは稍重で行なわれたもの。良馬場に限ると5戦4勝という好成績を収めているため、良馬場なら巻き返しは必至だろう。

 今年6歳となる同馬だが、このレースは高齢馬の好走も目立つ。2014年の勝ち馬セイコーライコウ、2017年の勝ち馬ラインミーティアは7歳馬。6歳馬も2003年イルバチオ、2004年カルストンライトオ、2010年ケイティラブの3頭が勝利している。

 4歳時にも同レースを勝利していたカルストンライトオは、それから2年ぶりの重賞勝利を挙げた勢いのまま、続くGⅠスプリンターズSでGⅠ初制覇を果たしている。その他、2008、2009年のカノヤザクラ、2015、16年のベルカントと、このレースを2回制している馬は実に3頭。コース実績が重要、というのがあらためてわかるデータだ。ライオンボスにも2勝目を期待したい。

 コース実績は大事だが、斤量が51kgと軽い3歳牝馬の好走も目立っている。計12頭が出走していて、2005年テイエムチュラサン、2006年サチノスイーティーの2頭が勝利。その他、2着3回、3着2回で複勝率は58.3%という高い数字が残っている。

 今年の3歳牝馬で狙いたいのがオールアットワンス(牝3歳/美浦・中舘英二厩舎)。同馬は昨年のカンナS(中山/芝1200m)の勝ち馬で、前走の葵S(中京/芝1200m)は勝ち馬から0秒1差の3着だった。これまで5戦して2勝、3着2回、5着1回だが、敗れたレースでも勝ち馬から最大0秒2差に止まっている堅実な馬だ。

 2018年の2着馬であるラブカンプーも3歳牝馬だったが、オールアットワンスと同じ葵S(2着)からの参戦だった。オールアットワンスは重賞勝ちがない馬だが、このレースは3歳牝馬に限り、重賞実績がない馬でも好走している。オールアットワンスほどの実績があれば十分だろう。

 以上、今年のアイビスサマーダッシュは実績馬ライオンボス、3歳牝馬オールアットワンスの2頭に期待する。