アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催される「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月8~19日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス・ドローが決定した。 大会直前にセレナ・ウイ…

 アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで開催される「BNPパリバ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/3月8~19日/賞金総額769万9423ドル/ハードコート)の女子シングルス・ドローが決定した。

 大会直前にセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が膝の故障を理由に棄権したため世界1位を欠いた大会となったが、トップ10のうちセレナを除いた9選手が顔を揃えている。

 セレナの欠場で世界2位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、すでに1位返り咲きが決まった状況だ。

 (セレナの欠場が直前だったため)ケルバーは第2シードで、ドローのボトムハーフ(下半分)に位置する。ボトムハーフでケルバーの次にシードが高い選手は第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)だ。

 ケルバーの1回戦はBYE(免除)で2回戦が初戦。対戦相手はバニア・キング(アメリカ)とアンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)の試合の勝者となる。ケルバーが勝った場合、次に対戦する可能性があるシード選手は第27シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)だ。

 ドローのトップハーフ(上半分)のセレナが抜けた穴には第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が入った。プリスコバも初戦が2回戦で、対戦相手はリオ五輪金メダリストのモニカ・プイグ(プエルトリコ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のダニール・コリンズ(アメリカ)の試合の勝者となる。

 トップハーフでプリスコバの次にシードが高い選手は第5シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)。

 1月の全豪オープン決勝でセレナに敗れて準優勝だったビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は第12シードをつけ、ドローのボトムハーフ(下半分)の下半分にいる。ビーナスが勝ち上がった場合、最初に顔を合わせる可能性のあるシード選手は第20シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)。両者は全豪オープン準決勝で対戦している。

 日本からは土居美咲(ミキハウス)、大坂なおみ(日清食品)、奈良くるみ(安藤証券)、尾﨑里紗(江崎グリコ)の4選手が出場。尾﨑は予選2試合を勝ち抜いた。

 1回戦で、奈良がワイルドカードのケイラ・デイ(アメリカ)と、土居が予選勝者のアネット・コンタベイト(エストニア)と、そして大坂と尾﨑が対戦する。

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【女子シングルス・ドロー表(シード選手のみ)】※シングルスは96ドロー、以下はシード選手のみ ※[ ]数字はシード順位

カロリーナ・プリスコバ(チェコ)[3]イリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)[29]

キキ・バーテンズ(オランダ)[18]ティメア・バシンスキー(スイス)[15]

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)[10]ダリア・ガブリロワ(オーストラリア)[24]

ミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)[32]ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)[7]

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ドミニカ・チブルコバ(スロバキア)[5]ダリア・カサキナ(ロシア)[33]

アナスタシア・パブリゥチェンコワ(ロシア)[19]バーボラ・ストリコバ(チェコ)[17]

ジョハナ・コンタ(イギリス)[11]カロリーヌ・ガルシア(フランス)[21]

ロベルタ・ビンチ(イタリア)[26]スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)[8]

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マディソン・キーズ(アメリカ)[9]ジャン・シューアイ(中国)[30]

カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)[23]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)[13]

サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[16]アナスタシア・セバストワ(ラトビア)[22]

クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)[28]シモナ・ハレプ(ルーマニア)[4]

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アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)[6]アナ・コニュ(クロアチア)[31]

ココ・バンダウェイ(アメリカ)[20]ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)[12]

エレナ・ベスニナ(ロシア)[14]ティメア・バボス(ハンガリー)[25]

ユリア・プティンセバ(カザフスタン)[27]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[2]

(テニスマガジン/Tennis Magazine)