「本当につらい。このチームは素晴らしかったし、忘れられないシーズンだった」


 7月21日(現地時間20日)、ミルウォーキー・バックスとフェニックス・サンズによるNBAファイナル第6戦が行われ、バックスが105-98で勝利し、ホームで優勝を果たした。バックスが優勝するのは実に50年ぶりであり、ファイナルMVPにはシリーズ通して攻守で大活躍し、この試合でも50得点14リバウンド5ブロックをたたき出したヤニス・アデトクンボが見事に受賞している。

 一方でシリーズ最初の2戦を制して、当初は2勝0敗とリードしていたサンズにとっては、厳しいシーズンの終幕となった。この第6戦では26得点5アシストをマークし、36歳の大ベテランとしてチームを支え続けたクリス・ポールは、「これからまた仕事に戻るだけで、引退するつもりなんてない。それについて問われるなら、現実にはならない。だからまた練習に戻るだけだ」と、毅然とした態度で記者会見に出席した。

 だがキャリア16年目にして、ようやく優勝のチャンスが訪れていたポールは、「こうして終わってみると、『もっとできることはあったんじゃないか』と、つい考え込んでしまう」と、胸の内をつづっている。「本当につらい。このチームは素晴らしかったし、忘れられないシーズンだった。でもこの敗退は、しばらくの間は傷跡として残り続けるだろう」と、シリーズを振り返った。

 今季は開幕から怒涛の勢いで白星を重ねると51勝21敗を記録し、ウェスタン・カンファレンスの2位で11年ぶりのプレーオフに返り咲いたサンズ。ポストシーズンも好調で、その勢いでファイナルに到達したものの、惜しくも優勝には届かなかった。だがポールは「自分を見つめ直して、どうすればもっと優れた選手になれるのかを模索していく」とコメントしており、悲願の優勝のためにも、今後もキャリアを歩み続ける意思をこの会見で表明した。