【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・7/18 函館記念(GIII・函…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・7/18 函館記念(GIII・函館・芝2000m)
3番手を追走したトーセンスーリヤが4コーナー手前で先頭に立ち、後続に3馬身差をつけて快勝しました。昨年の新潟大賞典以来となる重賞制覇です。
馬主の島川隆哉さんは、以前はセレクトセールで高額馬を次々と落札されていましたが、最近はそうした機会も減り、ご自身が経営されるエスティファームの生産馬をご自身で走らせるという、いわゆるオーナーブリーダーに変貌しつつあります。
現時点で馬名登録されている2歳馬21頭中、外部から買ってきたのはわずか2頭で、残りの19頭はエスティファームの生産馬です。
6歳馬トーセンスーリヤはエスティファーム勇払郡が生産した初めての中央重賞勝ち馬です。母トーセンガラシャは未勝利馬ですが、テイエムプリキュア(阪神JF、日経新春杯)の半妹。
父ローエングリンは、ロゴタイプ、カラクレナイ、ヴゼットジョリーなどの重賞勝ち馬を出しています。母方にサンデーサイレンスを入れてヘイローのクロスを作り、なおかつサドラーズウェルズとヌレイエフの4分の3同血クロスを持つ――という配合パターンは、父の最高傑作ロゴタイプと同じです。
得意とするローカルのハンデ重賞では、今後斤量がキツくなるので楽ではありませんが、馬自身の充実ぶりは目を瞠るものがあるので、昨年と同じく札幌記念に出てくるようなら侮れません。
◆今週の血統注目馬は?
・7/24 燕特別(1勝クラス・新潟・芝2400m)
新潟芝2400mと相性のいい種牡馬はルーラーシップ。連対率28.0%は、2011年以降に当コースで産駒が20走以上した14頭の種牡馬のなかで第1位。当レースにはクールファイブとリンフレスカンテの2頭が登録しています。いずれも伸び盛りの3歳馬。どの馬にもチャンスがある混戦だけに一発が期待できます。
(文=栗山求)