GMO&サマンサカップが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップが16日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で開幕した。今週から国内ツアーに復帰した渋野日向子(サントリー)は3バーディー、2ボギーの71で回り…

GMO&サマンサカップが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップが16日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で開幕した。今週から国内ツアーに復帰した渋野日向子(サントリー)は3バーディー、2ボギーの71で回り、1アンダーで46位と出遅れた。若林舞衣子(ヨネックス)、野澤真央(愛知製鋼)、濱田茉優(伊藤園)が9アンダーで首位。各日上限2000人の有観客で開催され、この日は1056人が駆け付けた。

 渋野は、前回2019年大会女王で同じ1998年度生まれの小祝さくら(ニトリ)、東京五輪代表の稲見萌寧(都築電気)と同組。気温30度を超える暑さの中で回り「楽しんでできたし、一緒に回った萌寧とさくらちゃんと話しながらスムーズに回れた」と笑顔で振り返った。

 賞金ランクトップの小祝、同2位の稲見とラウンド。特に稲見は今年5勝を挙げ、強さを見せつけてきた。この日は4バーディー、ボギーなしの4アンダーで10位発進した1学年下の21歳について、渋野は「萌寧のゴルフって本当にヘマをしないゴルフ。今日もノーボギーで落とすところがないというか、ドライバーショットでも(第2打がグリーンを)狙えないところには外さない」と確実なマネジメントとショット力を称え、こう続けた。

「アイアンショットでも、グリーンに乗っていなくても手前の花道にある。そこからのアプローチはラフに比べたら難しくないのでしっかりパーを獲れる。外しちゃいけないところに外さないので、本当に見習わないといけない。パー5でもしっかりバーディーを獲っている」

 バーディーを獲りやすいパー5。稲見が4つのうち2ホールで伸ばした一方、自身は一つも獲れなかった。3月最終週のアクサレディス以来110日ぶりの国内ツアー。2週間の隔離期間が14日に明け、今大会を迎えた。今、国内で最も勢いのあるゴルファーとのラウンドに「凄く差を感じました」と苦笑い。「自分が見せられたものは?」の問いに「いや~、特にないと思います」と語った。

 首位とは8打差。「(米ツアーでは)かなりマネジメントが必要だなって感じたし、メジャーは外しちゃいけないところに外したらボギー、ダボはすぐに出ちゃう。そういうところを吸収してきた。明日はピンポジ次第でもうちょっと攻めていければ」と巻き返しを目指す。(THE ANSWER編集部)