GMO&サマンサカップが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップが16日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で開幕した。今年5勝で東京五輪代表の21歳・稲見萌寧(都築電気)は4バーディー、ボギーなしの68で回…

GMO&サマンサカップが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップが16日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で開幕した。今年5勝で東京五輪代表の21歳・稲見萌寧(都築電気)は4バーディー、ボギーなしの68で回り、4アンダーで10位発進した。若林舞衣子(ヨネックス)、野澤真央(愛知製鋼)、濱田茉優(伊藤園)が9アンダーで首位。各日上限2000人の有観客で開催され、この日は1056人が駆け付けた。

 賞金ランク2位の稲見がまずまずのスタートを切った。今週から国内ツアーに復帰した渋野日向子(サントリー)、賞金ランクトップの小祝さくら(ニトリ)とラウンド。前半4番でバーディーを奪うと、6、8、11番でも1つずつ伸ばした。「めちゃくちゃショットが良いわけではなかったけど、よかった時のショットが少しずつ出てきた。ロングパットがあったけど3パットしなくてよかった」と振り返った。

 前週は3戦ぶりの予選通過で22位。少しずつ調子を上げてきた。1学年上の2人と回ったことについては「めちゃくちゃ楽しかったです。一緒の組み合わせで楽しく回っていること自体が楽しかった」と説明。「会話の内容は覚えていないくらいくだらないこと」と笑った。注目組で多くのギャラリーがつき「特に前半はギャラリーさんが多いなって感じました。たくさんいた方が楽しく回れる」と歓迎した。

 東京五輪は8月4日から4日間、埼玉・霞ヶ関CCで行われる。来週に1泊2日でコースを回る予定。19日後の五輪は関係なく「いつも次の試合に向けて調子を戻さないといけないと思っています」と“今”に全力投球している。2か月優勝から遠ざかっているが「(状態は)50か60%くらいまでは来ている。伸ばし合いなのでもう少し伸ばせたらよかったけど、これを続けられるように頑張りたい。ショットは今の課題をやり切って、その中でパットでスコアをつくれたら」と、さらなる浮上を目指す。(THE ANSWER編集部)