世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)は、涙の「ウィンブルドン」優勝によって子どもの頃からの夢を叶えただけではな…

世界女王アシュリー・バーティ(オーストラリア)は、涙の「ウィンブルドン」優勝によって子どもの頃からの夢を叶えただけではない。彼女がこの優勝を通して成し遂げた13のことを、米テニスメディア Tennis.comが紹介している。【関連記事】バーティは「私の誇り」 優勝について母国の大先輩が語る

1980年のイボンヌ・グーラゴング以来、オーストラリア人女子選手として初めて「ウィンブルドン」を制覇。

今年は1971年にグーラゴングが「ウィンブルドン」で初優勝してから50周年。バーティは今大会でオーストラリアを代表する先輩に敬意を表したウェアを着用していた。「この“ウィンブルドン”で成功して最大の夢を叶えられたことは最高に嬉しいわ。この2週間はいろいろな幸運に恵まれたの。イボンヌがこの大会で初めて優勝してから50周年という記念すべき年に優勝できたことも、本当に信じられない」と話している。

グランドスラムで複数のタイトルを獲得した11人目の現役女子選手となった。

バーティにとっては、2019年の「全仏オープン」に続く2回目の優勝。この偉業を成し遂げている他の10人は、23回のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、7回のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、4回のキム・クライシュテルス(ベルギー)と大坂なおみ(日本/日清食品)、3回のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、そして2回のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、スベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)、ペトラ・クビトバ(チェコ)、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)。

グランドスラムの決勝で2勝0敗。

グランドスラム決勝で2勝0勝の現役女子選手は他に大坂(現在4勝0敗)とクビトバ(2勝0敗だったが、現在は2勝1敗)のみ。

決勝でカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を破り、今季ツアー最多の35勝目をあげた。

決勝までの戦績は34勝6敗で、34勝11敗のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)と並んでいた。

「ウィンブルドン」で今季ツアー最多となる4つ目のタイトルを獲得。

「WTA500 メルボルン(Yarra Valley Classic)」「WTA1000 マイアミ」「WTA500 シュトゥットガルト」のタイトルに「ウィンブルドン」が加わる形となった。今季ここまでで3つ以上のタイトルを獲得している女子選手は他にいない。

WTAの今季サービスエース数トップとしてさらに後続を引き離した。

「ウィンブルドン」前のサービスエース数は209本で、2位のベロニカ・クデルメトワ(ロシア/191本)に18本差をつけていたが、大会中にその本数を262まで増やし、新たに2位に浮上したサバレンカ(241本)に21本の差をつけている。

2位の大坂とのランキングポイント差を4倍以上に。

世界ランキング1位のバーティは、「ウィンブルドン」前に2位の大坂と529ポイントあった差(7875対7346)を2299ポイント(9635対7336)まで広げた。

トップ20選手との対戦では、過去22試合で19勝。

2020年以降は16勝3敗、2021年はここまで12勝1敗(「WTA1000 マドリード」の決勝でサバレンカに喫した黒星のみ)。

現役女子の中でグラスコートでの勝率が3番目に高い。

芝での戦績は現在33勝9敗(78.6%)。これは、セレナ(107勝15敗/87.7%)とビーナス(97勝23敗/80.8%)に続いて3位の数字だ。

賞金総額2000万ドル(約22億円)に到達したテニス史上20人目の女子選手に(男女合わせてだと42人目)。

「ウィンブルドン」優勝によって、1879万8303ドル(約20億6781万円)を2110万4531ドル(約23億2150万円)に増やした。

オーストラリアのテニス選手として史上最高の収入額達成。

前述の賞金総額増加により、サマンサ・ストーサー(1927万8268ドル/約21億2061万円)を抜いただけでなく、男子の元世界王者レイトン・ヒューイット(2088万9965ドル/約22億9790万円)をも抜いて、オーストラリアのテニス選手として最も稼いだ選手となった。

3年ぶりに世界1位の女子としてグランドスラムを制覇。

バーティ以前にこれを達成していたのは2018年「全仏オープン」でのハレプ。「ウィンブルドン」に限ると2016年のセレナ以来。

オープン化以降、「ウィンブルドン」でジュニアと女子シングルスを制した4人目の選手に。

2011年にジュニアタイトルを獲得し、その10年後に女子シングルスでも優勝。他の3人は、Ann Jones(イギリス/1969年)、マルチナ・ヒンギス(スイス/1997年)、アメリー・モレスモー(フランス/2006年)。

※為替レートは2021年7月15日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTA1000 マイアミ」でのバーティ

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)