まさに大谷フィーバーともいえる球宴だった。13日(日本時間14日)にコロラド州デンバーで行われたオールスターに史上初の…
まさに大谷フィーバーともいえる球宴だった。13日(日本時間14日)にコロラド州デンバーで行われたオールスターに史上初の「二刀流」として出場したエンゼルス・大谷翔平投手(27)はア・リーグの先発投手として初回を最速161キロ連発の剛速球も交え、三者凡退に抑えると、打者としては二ゴロ、一ゴロと2打数ノーヒットに終わった。試合はア・リーグが5―2で勝利し、大谷が勝利投手に。日本人投手がオールスターの勝利投手となるのは2019年の田中将大(ヤンキース)以来の快挙となった。

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大谷、史上初の球宴二刀流出場に隠されたMLBの野望とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shoheiotani-mlb-ambition/
初日のホームランダービー(1回戦敗退)、レッドカーペットショー、本戦と駆け抜けた。初めての経験となる球宴の2日間を振り返って、大谷は「楽しかった」を繰り返した。「多少疲れましたが、雰囲気自体を楽しめたと思います」とキッパリ。
通常の試合とは違い、移動中、試合中もインタビュー取材など対応に追われた。それでも唯一無二の存在として周囲から注目を集めていることを自覚し、笑顔を絶やさなかった。
一方、この大谷の快挙を全米中もこぞって取り上げた。
MLB公式サイトが「大谷がパーフェクトな1イニング投球で歴史的勝利を手にする」と報じれば、USAトゥデイ紙は「メジャー球宴は彼のキャリアで最も思い出に残る経験になった」とつづった。
さらに同紙では出場したほかのメジャーリーガーたちの反応も報じた。ロッカールームでは多くの選手からサイン攻めにあったというが、実際に大谷からサインをもらったというホワイトソックスの守護神・ヘンドリックスもこう語る。「もちろん僕も彼からサインをもらった(笑い)。みんな彼がやっていることに畏敬の念を抱いていると思う」。
タティス(パドレス)も続く。「もしみんながベーブ・ルースの伝説を知りたい、見たいというのであれば、この男が同じやり方で同じ道を進んでいる。彼には怪我せず、このまま二刀流をやり続けていって欲しいと願っている。野球界にとって素晴らしいことだ」と絶賛してみせたのだ。

誰よりこれらメジャーリ―ガーたちの称賛の言葉に癒されていたのは大谷本人だった。困難さも含めて二刀流の価値を深く理解し、認めてくれた。昨季ナ・リーグのMVPを獲得したフリーマン(ブレーブス)の言葉が象徴的だった。「ショウヘイがやっていることを誰もができるとは思わない。だが、少なくとも二刀流の扉は開かれた」。
この力強い後押しの言葉には大谷自身、思わず「日本時代はね・・・、もう否定的な意見ばかりだったので」と『本音』を漏らした。前人未踏の二刀流挑戦にはこれまで必ずしも肯定的な意見ばかりではなかった。
日本ハム時代から少しでも調子を崩すと「打者に専念したほうが」「ほかの投手の調整にも影響を与える」など、否定的な声は当然、大谷の耳にも届いていた。子供のときからの夢を叶えるためには、確固とした成績を残すしか道はなかったが、この球宴では「間違ってない」と誰もが認めてくれたのだ。
大谷は「現役のトップの選手にそう言ってもらえること自体、すごくありがたいですし、励みになるんじゃないかと思います」と顔をほころばせた。
ハードな2日間だったが、自分の道を再確認する貴重な時間となった。しばしの休息を得て、再び走り出すつもりだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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