サポーターからイングランドFWマーカス・ラッシュフォードへの温かい想いが寄せられた。 11日にウェンブリーでユーロ202…

サポーターからイングランドFWマーカス・ラッシュフォードへの温かい想いが寄せられた。

11日にウェンブリーでユーロ2020決勝、イタリア代表vsイングランド代表が行われた。試合は1-1で120分を終了し、PK戦の末に3-2でイタリアが優勝した。

イングランドはラッシュフォード、MFジェイドン・サンチョ、FWブカヨ・サカの3人がPKを失敗。一部の心ないファンからは戦犯扱いを受け、誹謗中傷が相次いでいた。

ラッシュフォードの地元マンチェスターのウィジントンには同選手の壁画があるが、その一部が破壊されるなどの暴挙も行われていた。しかし、差別に反対する人々が立ち上がった。

『ESPN』やイギリス『BBC』によると、ハート型に切り取った紙や応援メッセージなどで破損箇所を修復。「ロールモデル」、「ワンダフルヒューマン」のメッセージとともに、傷を覆い隠した。

ネガティブな話題が取りざたされる中、心温まる行動をとったファン。ラッシュフォード自身も彼らの行為に反応。敬意を表し、自身のツイッターにメッセージを寄せた。

「今日受け取ったメッセージにはすごく前向きな気持ちになれたし、ウィジントンでの反応を見て涙が出そうになったよ。いつも包んでくる温かいコミュニティは、僕を支え続けてくれている」

貧困や食品廃棄の問題に取り組む慈善事業にも尽力しているラッシュフォード。フットボーラーとしても1人の人間としても偉大な彼が、決勝での悔しさをバネに今後どのような活躍を見せるか期待したい。

【写真】ハートで修復された壁画とメッセージ!

A mural of Marcus Rashford was vandalized following his penalty miss.

This local woman has covered it up with hearts and slogans pic.twitter.com/MwGJ6WjY64

— ESPN FC (@ESPNFC) July 12, 2021

pic.twitter.com/bs9lksGM4q

— Marcus Rashford MBE (@MarcusRashford) July 12, 2021