【明治安田J1リーグ 第22節 湘南ベルマーレvsFC東京 2021年7月11日 19:01キックオフ】 田川亨介に出番…

【明治安田J1リーグ 第22節 湘南ベルマーレvsFC東京 2021年7月11日 19:01キックオフ】

 田川亨介に出番がやってきたのは、0-0のままじわじわと試合が終わりに向かっていた71分のことだった。アダイウトンとの交代でピッチに入り、ディエゴ・オリヴェイラレアンドロ、そして同時投入された永井謙佑と前線を形成した。

 すると83分、まずは石原広教のパスをオリヴェイラがカット。ボールは石原のもとへ戻ったが、そこに田川が一気に寄せて奪いきるとレアンドロへ。シュートはゴールマウスに飛び込んだ田中聡によってギリギリで防がれたが、跳ね返ったところを永井が決めてようやく先制に成功した。

 ブラジル人トリオと永井という強力なアタッカーを揃える東京において、田川は必ずしも徳島戦のようなスタメンでの最前線でのプレーに専念できるわけではない。それでも、シャドーであってもサイドアタッカーであっても、そこで最善を尽くすことが先に繋がる。

 田川のゴールではない。アシストでもない。数字として記録には残らない。それでも、このゴールは田川の存在なくして生まれなかった。

■努力と成長の日々は続く

 今の自分にできることをやりきることでより上に行ける。

 田川だけではない。計88人が選ばれてきた五輪代表はメンバーから外れた選手のほうが圧倒的に多い。彼らの日々の努力と成長は、これからも選考前と変わらずに続き、その先にはA代表やいくつもの大きな舞台がある。

 思い描いていた未来ではなくても、そこで自分と向き合い、1つ1つのプレーに真摯に取り組んでいる姿を見てくれている人が絶対にいる。徳島戦のようなチームを勝利に導くゴールだけではなく、この日見せたようなプレーの積み重ねが、思い描いていた以上の未来を引き寄せるのだろう。

■試合結果

湘南ベルマーレ 0-1 FC東京

■得点

83分 永井謙佑(FC東京)

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