「マレーシアオープンスーパーシリーズプレミア2日目(奥原希望2回戦)」奥原希望(世界ランク3位)12-21 20-22 ポルンティップ・ブラナプラサットスク(タイ:世界ランク20位)奥原選手はどうもこのタイプが苦手なようです。今日敗れたポル…

「マレーシアオープンスーパーシリーズプレミア
2日目(奥原希望2回戦)」

奥原希望(世界ランク3位)12-21 20-22 ポルンティップ・ブラナプラサットスク(タイ:世界ランク20位)

奥原選手はどうもこのタイプが苦手なようです。

今日敗れたポルンティップ選手は昨日苦戦を強いられたプサナン選手と多くの共通点があります。比較してみましょう。

・今日の対戦相手、ポルンティップ・ブラナプラサットスク
(1)タイ
(2)24歳
(3)世界ランク23位
(4)身長165cm
(5)奥原選手に対しこれまで4勝1敗
http://www.tournamentsoftware.com/profile/headtohead.aspx?id=2D28B50A-695D-4CC0-9DAD-633D35E87B4D&p2=0E37B63A-1D68-48EB-A948-A1EB8D72B171

・昨日の対戦相手、ブサナン・オングブンルングパン
(1)タイ:
(2)20歳
(3)世界ランク20位
(4)身長168cm)
(5)奥原選手に対しこれまで2勝2敗
http://www.tournamentsoftware.com/profile/headtohead.aspx?id=2D28B50A-695D-4CC0-9DAD-633D35E87B4D&p2=2E8E31B9-0832-43E8-A7CC-A620D9DF8DE0

両者に対する計3勝の試合はいずれも接戦で、圧勝がありません。強豪相手でも大差で勝利することの多い奥原選手にとってそこが一つの不思議です。

試合内容においての両選手の共通点は奥原選手との体格の差を利用して攻撃的に試合を進めてくる点があります。ですがもう一つの重要な共通点は両選手の「メンタルの強さ」にあるようです。コートサイドから見てもこの両選手は心が折れている様子が全くないのです。闘志をむき出しにするタイプでもありません。心が常に整っているのです。

世界を制した奥原選手の最大の武器ともいえる「傑出した逆境対応力(折れない心=レジリエンス)」がこの二人には通用していない感じです。むしろ奥原選手の心が壊されかけている感じさえするのです。

さて奥原選手はこの課題を今後どのようにクリアしてゆくのか。

ただし、救いか残念か、このポルンティップ選手もプサナン選手も現在のランキングではリオ五輪出場の可能性は絶望と思われます。この両選手への対応は東京五輪に向けた課題なのです。

1.試合予定と結果
http://www.tournamentsoftware.com/sport/matches.aspx?id=990E6107-082C-4213-9BD3-275899B78F26
2.日本代表舛田圭太コーチブログ
http://ameblo.jp/keitamasuda
3.JSPORTS放送予定
http://www.jsports.co.jp/badminton/#weeklySchedule
4.世界ランキング
http://www.bwfbadminton.org/ranking.aspx?id=70&dt=4
5.オリンピック選考規定
http://badminton.or.jp/olympic_rio/olympic_rio_rule.pdf