ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。研究員「今週は七夕賞。やはり、七夕(7月7日)ってことで…

 ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

研究員「今週は七夕賞。やはり、七夕(7月7日)ってことで、7番や7枠の馬を狙いたくなりますね。しかも今年は、7枠14番のワーケアに田辺裕信騎手が、7枠13番のプレシャスブルーに柴田善臣騎手が騎乗。ふたりの騎手の名字を合わせると"タナ(べ)""(シ)バタ"になります! どうです、所長?」

所長「ほぉ~、面白いんじゃないか。目のつけ所は悪くないと思うぞ。実際のところ、7番の馬は1987年を最後に、7枠の馬も2009年以降、勝ち馬が出ておらんが、レース名の"七夕"が重要なキーであることは間違いないからな」

研究員「七夕と言えば、天の川を隔てて会うことができなくなった織姫と彦星が、一年に一度だけ会うことができるといった恋物語が有名です。"恋"ということで、クレッシェンド"ラヴ"はどうでしょう。同馬は、昨年1着、一昨年も2着と好走していますから、今年も要注意です。

 あと、夜空に輝く星座のお話ということを考えれば、アール"スター"も軽視できません」

所長「そのスジでいくなら、馬名が『おうし座とふたご座』という意味のトーラスジェミニや、『空の神』という意味のワーケアも外せんぞ」

研究員「う~ん......、こうなると悩みますねぇ。どの馬からも激走ムードが漂っていますし......」

所長「ガハハハッ(笑)。大いに悩め、若者よ。ところで、まもなく東京五輪が始まるな。おまえら若者は興味があるのか?」



東京五輪の結団式で決意表明を述べた日本選手団の主将・山縣亮太選手(中央)

研究員「どうなんですかねぇ~、僕の周りはそれほどでもなさそうですけど。でも、僕はわりと関心がありますよ。日本選手団の結団式のニュースも見ましたし。ほとんどの選手がオンラインでの参加でしたが、主将の山縣亮太選手(陸上)、副主将の石川佳純選手(卓球)、旗手の須崎優衣選手(レスリング)が参加して、山縣選手が決意表明を述べていました」

所長「おお、山縣選手な。実は今回の七夕賞には、鞍上が"山形"模様の勝負服を着用した馬が2頭、出走するんじゃ。スカーフェイス(白山形日本輪)と、ワンダープチュック(白菱山形)。この2頭も押さえておいてもいいんじゃないか」

研究員「へぇ~。しかしこれじゃ、候補馬が多すぎて、予算オーバーですよ!? なんとか絞らないと......」

所長「ガハハハッ(笑)。迷え、迷え。まあワシは、東京五輪が無観客開催となって、当選したチケット代が戻ってくるから、それをそのまま軍資金に突っ込んじゃるわ。ガハハハッ(笑)」