「慶應チャレンジャー国際テニストーナメント」(本戦2月27日~3月5日/賞金総額5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。 決勝は第1シードの杉田祐一(三菱電機)と予選か…

 「慶應チャレンジャー国際テニストーナメント」(本戦2月27日~3月5日/賞金総額5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)は最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。

 決勝は第1シードの杉田祐一(三菱電機)と予選から勝ち上がってきたクォン・スンウー(韓国)の対戦となり、杉田が19歳のクォンを6-4 2-6 7-6(2)で下して今シーズン初優勝を飾った。試合時間は2時間1分。

 両者は今回が初対戦。杉田のチャレンジャー大会でのタイトル獲得は昨年2月の京都(5万ドル/室内カーペットコート)以来で、通算7勝目となる。

 今大会での杉田は、1回戦でアグスティン・ベロッティ(アルゼンチン)を6-4 6-4で、2回戦でウー・ディ(中国)を6-4 6-4で、準々決勝でジャン・ザ(中国)を6-2 6-1で、準決勝では予選勝者のブレイク・モット(オーストラリア)を4-6 7-6(6) 6-2で破って勝ち上がっていた。

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表彰式スピーチ・要約(情報提供◎大会事務局)

杉田祐一(シングルス優勝) 「クォン選手は自分が19歳だったころでは考えられないような素晴らしい選手で、そんな彼とこのような素晴らしい試合ができたことを本当にうれしく思います。自分も大学経験者として、この大会には思い入れがあり、優勝したいと思っていました。(運営して下さった)学生の皆さんに少しでも何かを持ち帰ってもらえるものがあればと思い、今日は一生懸命プレーしました。今大会では来年4年生になる上杉海斗選手(慶應義塾大学)が健闘して何人かのプロ選手を倒し、準決勝では伊藤竜馬選手からマッチポイントを握るような素晴らしい試合をしてくれてました。もっといろいろな選手が(自分にもチャンスがあるということに)気づいて成長できる日本であってほしいと願っています。そのために自分もあとを追う選手のお手本であったり、刺激になれる選手でありたいと思っています」

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【シングルス決勝】

○1杉田祐一(三菱電機)[1] 6-4 2-6 7-6(2) ●29クォン・スンウー(韓国)[Q]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

(テニスマガジン/Tennis Magazine)