アメリカのラスベガスで開催されている男子のワールドラグビーセブンズシリーズ(今季第5ラウンド)は、日本時間5日にプールステージの残り試合と順位決定トーナメントの1回戦がおこなわれ、プールDの最終戦でスコットランドに7-33で敗れた日本は、…

 アメリカのラスベガスで開催されている男子のワールドラグビーセブンズシリーズ(今季第5ラウンド)は、日本時間5日にプールステージの残り試合と順位決定トーナメントの1回戦がおこなわれ、プールDの最終戦でスコットランドに7-33で敗れた日本は、下位チームが参加するチャレンジトロフィー戦に進み、フランスに14-24で屈した。

 今大会初勝利を目指す日本だが、スコットランド戦は前半だけで3トライを奪われ、0-19で折り返した。
 後半2分、橋野皓介(キヤノン)の意表を突いたキックを中野将宏(九州共立大3年)がチェイスしてボール確保し、ゴールに持ち込んだが、相手選手と競った際にプッシングの反則があったとしてトライは認められなかった。しかし、その1分後、左サイドを粘り強くつなぎ、副島亀里ララボウ ラティアナラ(コカ・コーラ)が2連続スピンで2人のタックラーをかわし、トライ。
 が、反撃はその1本のみで、終盤にも連続失点し、プールD最下位が決まった。

 チャレンジトロフィートーナメントの準々決勝となったフランス戦は、テンポよくワイドにボールを動かす相手に主導権を握られた。
 日本は0-17で迎えた前半6分過ぎ、リスタートのキックオフボールを確保した副島が右サイドを大きくゲインし、内でサポートについていた坂井克行(豊田自動織機)に正確なパスでつなぎ、トライを奪い返す。
 しかし後半4分、フランスが敵陣深くでのPKから攻めて日本の防御網をあっさり破り、リードを拡大。日本は試合終了前に中野がトライを挙げたが、反撃が遅かった。

 日本時間6日におこなわれる大会最終日、日本は13位決定トーナメントに臨み、同準決勝で招待チームのチリと対戦する。

 なお、優勝を争うカップトーナメントでは、南アフリカ、アメリカ、フィジー、ニュージーランドが準決勝に進んだ。

<2016-17 ワールドラグビーセブンズシリーズ 第5戦・アメリカ大会>

▼プール戦
・日本 0-41 フィジー
・日本 12-19 オーストラリア
・日本 7-33 スコットランド

▼カップ準々決勝(1~8位)
・南アフリカ 17-14 オーストラリア
・アメリカ 21-19 アルゼンチン
・フィジー 31-12 カナダ
・ニュージーランド 19-0 イングランド

▼チャレンジトロフィー準々決勝(9~16位)
・フランス 24-14 日本
・ケニア 21-19 チリ
・スコットランド 28-21 ウェールズ
・サモア 31-7 ロシア