マレーシア・クアラルンプールで開催されている「マレーシア・オープン」(WTAインターナショナル/2月27日~3月5日/賞金総額25万ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、予選を勝ち上がったアシュリー・バーティ(オーストラリア)がハン…

 マレーシア・クアラルンプールで開催されている「マレーシア・オープン」(WTAインターナショナル/2月27日~3月5日/賞金総額25万ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、予選を勝ち上がったアシュリー・バーティ(オーストラリア)がハン・シンユン(中国)を6-3 7-5で下した。

 バーティは決勝で日本の日比野菜緒(LuLuLun)と対戦する。日比野は同日、同様に気迫のこもったプレーでマグダ・リネッテ(ポーランド)を2-6 6-4 6-4で下して決勝に進出した。

 決勝に進む道のりで1セットしか落としていない世界ランク158位のバーティは、ハンに対して7本のサービスエースを決めた。

 「私のサービスゲームとフォアハンドは、うまく機能したわ」とバーティは試合後、満足げに言った。

 一方、ハードヒッターのリネッテを2時間25分の激戦の末に下した日比野は、決勝の相手バーティについて、「ジュニアのときにいっしょにプレーしたことがあるから、バーティがどんなプレーをするかは知っている」と話した。日比野は2015年タシケント以来のタイトルを目指している。  ダブルス準々決勝では、第4シードのニコール・メリチャー(アメリカ)/二宮真琴(橋本総業ホールディングス)がドゥアン・インイン(中国)/ハンを6-3 4-6 [13-11]で下して準決勝へ。  スケジュールの遅れで同日に2試合こなすことを強いられたメリチャー/二宮は準決勝でナテラ・ザラミズ/ヴェロニカ・クデルメトバ(ともにロシア)と対戦し、4-6 7-6(2) [10-7]の大接戦にふたたび勝って決勝進出を決めた。

 ちなみにバーティはダブルスでも決勝に進出しており、日曜日にふたつの決勝を戦うことになる。メリチャー/二宮の決勝の相手は、バーティーとケーシー・デラクアのオーストラリア・ペアだ。(C)AP(テニスマガジン)