5.15新木場1stRINGからスタートしたCATCH THE WAVEも7.1新宿FACEで今年の波女が決まる。決勝戦に駒を進めたのは野崎渚、高瀬みゆき、米山香織、門倉凛の4名。頂点に立ち賞金100万円とレジーナへの挑戦権を手にしたのは高…

5.15新木場1stRINGからスタートしたCATCH THE WAVEも7.1新宿FACEで今年の波女が決まる。決勝戦に駒を進めたのは野崎渚、高瀬みゆき、米山香織、門倉凛の4名。頂点に立ち賞金100万円とレジーナへの挑戦権を手にしたのは高瀬みゆきだった。

各ブロックを勝ち抜いた野崎、高瀬、米山、門倉がリングに揃い、決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選が行われ、1回戦は野崎vs高瀬、米山vs門倉に決定した。

CATCH THE WAVE 2021決勝トーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)
野崎渚 vs 高瀬みゆき

3大会連続4回目の出場だが、波女の称号をまだ手にしていない野崎。対するは3大会連続3回目出場、6.29蕨で今大会唯一の三つ巴戦を行い旧姓・広田レジーナさくら、桃野美桜に連勝し決勝に駒を進めた高瀬みゆき。その高瀬は野崎の右足を徹底して攻める。ときおり野崎は右足を気にしながらもフロントキックを高瀬に放っていく。

【6.1新宿大会 ピアレスティーンズロード対決】→https://www.010-sports.jp/archives/1322

10分が経過し、お互い中腰状態でエルボーを打ち込んでいく。立ち上がり走る高瀬の一瞬の隙をつき、野崎がドルミル(胴締めスリーパー)で捕獲。高瀬の動きが止まる。だが高瀬は息を吹き返しエスケープ。野崎は視線が定まらない高瀬にノーアルランサー4連発。そしてノーアルランサー・ハイも繰り出すがカウント2。

カウンターで野崎のノーアルランサーが決まり自らロープに走る。だが高瀬がラリアットで迎撃、すぐさまローリングストーン。そしてダメ押しのダイビング・ギロチンドロップでカウント3。高瀬が決勝に進出した。

○高瀬みゆき(14分58秒、ダイビング・ギロチンドロップ→エビ固め)野崎渚●

CATCH THE WAVE 2021決勝トーナメント1回戦(時間無制限1本勝負)
米山香織 vs 門倉凛

米山は4点でリーグ戦を終了、6.29蕨大会の桜花由美vsYAKOの結果待ち。この試合で桜花が敗れたことにより米山が決勝に進出。対する門倉凛はWAVEタッグ王者のパートナー梅咲遥とハイビスカスみぃに勝利、宮崎有妃に引き分けブロック優勝。6.27新潟で仙女ワールドタッグのベルトも獲得し勢いに乗っている。

【6.1新宿大会 タッグ王者対決】→https://www.010-sports.jp/archives/1249

試合前、米山は握手…と見せかけ丸め込み。門倉をリング下に落としキャリア22年目の米山は延髄ニーを見舞う。そして門倉をリング内に戻す。ここから形勢が逆転、雪崩式フランケンシュタイナー、フットスタンプを落としていく。

攻守が入れ替わり米山は後方回転エビ固めを狙うが、門倉はスクールボーイを連続で放つ。米山も切り返し押さえ込むが、再度門倉が切り返し全体重をかけてカバー、カウント3。決勝進出を決めた。

○門倉凛(2分45秒、エビ固め)米山香織●

CATCH THE WAVE 2021決勝トーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
高瀬みゆき vs 門倉凛

ゴング前、奇襲を仕掛けたのは門倉。「高瀬!」と叫び、串刺しエルボーからキャノンボール、コーナーに上がりミサイルキックはカウント2。

続くフォアアーム合戦、「ドスン」という鈍い音が会場に響く。どちらが勝っても初波女。魂を込めたエルボーを何度も振り落とす高瀬、ランニング式ラリアットはカウント2。高瀬は門倉を抱え上げたが、門倉が得意技の逆打ちに持ち込もうとする。しかし高瀬は踏ん張りカミカゼ。

【まさかの得点返上!急遽決定6.29蕨 三つ巴戦】→https://www.010-sports.jp/archives/1606

5分経過、門倉がダブルリスト・アームサルトで反撃、ミサイルキック、フットスタンプとつなげるもカウント2。門倉はブレーンバスターで高瀬を投げるが、先に起き上がったのは高瀬。同じブレーンバスターで応戦。ここからブレーンバスター合戦、お互い腰を押さえながら相手を破壊していく。「決めるぞ!」とコーナーに上る門倉、しかし高瀬もセカンドロープに。一度は門倉にリングに落とされたものの、再度セカンドロープに上り雪崩式パワースラムを決める。

10分経過、同時に立ち上がりエルボーの相打ち。門倉のトラースキックをかわし高瀬はローリングストーン。ここがチャンスとロープに走る高瀬にカウンターで門倉のトラースキックが決まる。そして門倉は逆打ちを放つがカウント2。再び、逆打ちを狙うも高瀬は踏ん張りショートレンジのラリアット。

立ち上がる門倉にランニング式のラリアットを見舞おうとするが、高瀬を待っていたのはトラースキック。今度は門倉がロープに走るが、高瀬は捕らえてえびす落とし、ローリングストーン、コーナーに上りダイビング・ギロチンドロップでジ・エンド。

○高瀬みゆき(13分26秒、ダイビング・ギロチンドロップ→エビ固め)門倉凛●

CATCH THE WAVE 2021優勝は高瀬みゆき、初の波女に輝いた。

<インフォメーション>

8/22東京・後楽園ホールにて桜花由美のデビュー20周年興行『サマーウォーズ14回目の夏〜YUMI OHKA 7308days!〜』を開催。
詳細はプロレスリングWAVEのWEBサイトをご覧ください→https://www.pro-w-wave.com

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取材・文/小宮 登 編集/大楽 聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE