【UEFA EURO2020 準決勝 イタリアvsスペイン 2021年7月6日(日本時間28:00キックオフ)】 黄金時…
【UEFA EURO2020 準決勝 イタリアvsスペイン 2021年7月6日(日本時間28:00キックオフ)】
黄金時代を実際に知るセルヒオ・ブスケッツは、32歳で迎えたEUROでアドバイス、振る舞い、そしてプレーでチームを引っ張る存在だった。
しかし大会直前に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、グループリーグの1、2戦目を欠場。チームはスウェーデンとポーランドに連続で引き分け、先のフォワード不足の批判が強まってしまった。
10日間の隔離を終えたブスケッツはスロバキア戦で復帰を果たすと、チームに安定をもたらして5-0という大勝に導き、大会公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
的確なポジショニングでボールを落ち着かせるだけでなく、試合状況に応じたプレーの調整を指示し、プレーでもスイッチを入れるパスや守備でチームの姿勢をコントロールする彼がピッチに立つと、ボール保持は保持そのものが目的なのではなく手段なのだ、という大切な部分をチーム全体で示せるようになった。
■「チームメイトを誇りに思う」
この試合では106分にチアゴ・アルカンタラと交代してピッチを去ったが、最後に攻勢を強めたいところで中心がなくなってしまったスペインはトーンダウンしてしまった。最後の最後まで、彼がいるかいないかでチームの調子は明確な変化を見せた。
自身としてはスイス戦でのPK失敗を取り戻す機会を失って大会を去る形になってしまったが、試合後は「チームメイトを誇りに思う」と強調し、若いラ・ロハを褒め称え、自身の将来については言及を避けた。
代表を去るにしてもまだ共にプレーする機会があるにしても、この大会を通じて体感することになったその存在の大きさを若い選手たちがどう消化し、学んだことを自分たちの時代のチームにどう引き継ぎ反映させるかが新しい黄金時代をもたらすことに大きく影響することは間違いない。
そしてそのカギを握るのは、バルセロナで共にプレーを続けるペドリということになるだろう。
■試合結果
イタリア 1―1 スペイン
(PK戦4-2)
■得点
60分 フェデリコ・キエーザ(イタリア)
80分 アルバロ・モラタ(スペイン)