ユーロ2020の試合で、警備員による不当な行動があったことが発覚した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。 事件が起き…

ユーロ2020の試合で、警備員による不当な行動があったことが発覚した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

事件が起きていたのはユーロ2020準々決勝のチェコ代表vsデンマーク代表の一戦。アゼルバイジャンのバクーにあるバクー・オリンピック・スタジアムで行わた試合前に起きていた。

欧州サッカー連盟(UEFA)によると、チェコ戦の前にデンマークのファンがスタンドでLGBTコミュニティの多様性を示すレインボーフラッグを掲げていたとのこと。しかし、2人の警備員がそれを没収したというものだった。

今大会では、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーがレインボーのキャプテンマークを着用したり、ドイツのフースバル・アレーナ・ミュンヘンがレインボー色に点灯されるなど、LGBTなど性的マイノリティーの人たちが「プライド月間」として権利の向上などを呼びかける6月に合わせ、その支持を表す行動が目立っていた。

UEFAもこの行為に対して特に規制や処分をすることはなく、スタジアムの点灯のみ規則に反するとして試合日は禁じるに留まっていた。

そのため、このファンの行動自体には何ら問題はなく、UEFAも認めているものだったが、ウォーミングアップ中にこの旗が見つかると、2人の警備員が近寄り、旗を没収していたのだ。

今回この旗を掲げて没収されたクリストファー・フォンス氏は、当時起きたことを自身のフェイスブックで公開。警備員が旗を没収する際に、理由を説明することを拒否したとしていた。

フォンス氏は「UEFAの公式警備員が近づいてきて、旗を奪っていった。人権が存在しない場所に行っていたし、カタールで開催される予定のW杯にも会議的だったので、何かしなければ偽善者に感じてしまう」とデンマークの『DR Sporten』に語っていた。なお、旗はその後に返却されたとのことだ。

しかし、UEFAはこのような指示は全く出していないと声明を発表。調査を行って問題を明確にさせたとした。

「UEFAはバクーでも、他のスタジアムでも、スチュワードにレインボーフラッグを没収するように指示したことはありません」

「UEFAはこの事件を知ってすぐ、スタジアムにいたUEFAの代表者とセキュリティオフィサーに連絡を取り、現地のスチュワードと調査をして問題を明確にしました。試合後、フラッグが持ち主に返却されたとの連絡を受けました」

「レインボーフラッグは、UEFAのコアバリューを体現したシンボルであり、我々が信じる全てのもの、すなわち誰にでも寛容な、より公正で平等な社会を促進するものであり、UEFAはこのフラッグがサポーターに返されることを保証します」

このケースでは、現地のスチュワードが勝手な判断でレインボーフラッグを没収されたと見られており、潜在的な性差別が残っていることが浮き彫りとなってしまったようだ。

【写真】警備員がレインボーフラッグを没収、没収された本人もツイート

UEFA says it has launched an investigation after a Denmark fan had his rainbow flag confiscated by stewards in Baku ahead of his country's Euro 2020 quarter-final against Czech Republic.

— Sky Sports (@SkySports) July 6, 2021

Tusind tak for jeres søde beskeder!

Jeg har skrevet om min oplevelse i Baku her: https://t.co/9rTuMhMmmK pic.twitter.com/GTjYl3lj37

— Kristoffer Føns (@kristofferfons) July 5, 2021