「慶應チャレンジャー国際テニストーナメント」(本戦2月27日~3月5日/賞金総額5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)の本戦6日目は、シングルス準決勝2試合とダブルス決勝が行われた。 シングルスは…

 「慶應チャレンジャー国際テニストーナメント」(本戦2月27日~3月5日/賞金総額5万ドル/神奈川県横浜市・慶應義塾大学日吉キャンパス/ハードコート)の本戦6日目は、シングルス準決勝2試合とダブルス決勝が行われた。

 シングルスは、第1シードの杉田祐一(三菱電機)が予選勝者のブレイク・モット(オーストラリア)を4-6 7-6(6) 6-2で、予選勝者のクォン・スンウー(韓国)は伊藤竜馬(北日本物産)を6-4 6-4で破り、それぞれ決勝進出を果たした。

 ノーシード同士の対戦となったダブルス決勝は、マリン・ドラガニャ/トミスラフ・ドラガニャ(ともにクロアチア)がヨリス・デ ルール(ベルギー)/ルーク・サビル(オーストラリア)を4-6 6-3 [10-4]で下して大会を制した。試合時間は1時間7分。

 兄マリンと弟トミスラフの兄弟ペアは、昨年10月のローマ(ATPチャレンジャー/4.25万ユーロ/クレーコート)以来となる決勝で初タイトルを獲得。今大会では1回戦で第4シードのウー・ディ(中国)/イ・チュハン(台湾)を4-6 6-4 [11-9]で、準々決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)の望月勇希(中央大学)/矢多弘樹(関西大学)を7-6(2) 7-5 で、準決勝では前週の初戦で敗れた第1シードのゴン・マオシン/ジャン・ザ(ともに中国)を6-3 7-6(4)で破って決勝進出を決めていた。

 ダブルス世界ランク自己最高の220位で今大会を迎えていた22歳のトミスラフは、チャレンジャー大会での初優勝を果たした。

 大会最終日の3月5日(日)は12時00分から、シングルス決勝が行われる予定。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

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表彰式スピーチ・抜粋(情報提供◎大会事務局)

マリン・ドラガニャ(ダブルス優勝) 「(前週の京都から)このような大会で2週間戦うことができ、優勝という形で終えることができてとてもうれしく思います」

トミスラフ・ドラガニャ(ダブルス優勝) 「この大会を作ってくださった方々、トーナメントディレクター、兄のマリン、対戦相手の方に感謝しています。ありがとうございました」

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【シングルス準決勝】

○1杉田祐一(三菱電機)[1] 4-6 7-6(6) 6-2 ●15ブレイク・モット(オーストラリア)[Q]

○29クォン・スンウー(韓国)[Q] 6-4 6-4 ●22伊藤竜馬(北日本物産)

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【ダブルス決勝】

○6マリン・ドラガニャ/トミスラフ・ドラガニャ(クロアチア)4-6 6-3 [10-4] ●10ヨリス・デ ルール/ルーク・サビル(ベルギー/オーストラリア)

(テニスマガジン/Tennis Magazine)