■7月5日/ACL1次リーグI組第4節 川崎フロンターレ-ユナイテッドシティ(ロコモティフスタジアム) 川崎がアジアでも…
■7月5日/ACL1次リーグI組第4節 川崎フロンターレ-ユナイテッドシティ(ロコモティフスタジアム)
川崎がアジアでも無敗と“らしさ”を継続だ!
乾燥したピッチの上で、川崎が激突したのはフィリピン王者。「僕自身も選手も初めての経験」と鬼木達監督が語る中2日で6試合を戦う1次リーグの4試合目は、「今日の第4戦が一番コンディション的にもキツい」と語るものだった。さらに、第3節も同じユナイテッドシティが相手という、やりにくさを抱えながら、さらに、第5戦の大邱FCも睨む難しい試合だった。
それでも、ボールを支配したのは川崎だ。第3戦で8-0で大勝した相手に、先発メンバー8人を入れ替えながら猛攻を畳みかける。左ウイングに入った長谷川竜也がドリブルで面白いようにサイドを切り裂けば、インサイドハーフに入った大島僚太は無双プレイを展開。ユナイテッドシティは、文字通り手も足も出ない展開となった。
ただ、ゴールだけが遠かった。決定的なチャンスを幾度となく作るものの、GKアンソニー・ピンサスが好セーブを連発。わずかな枠外も含め、ゴール間近のシュートは次々と空砲と化した。試合後に、指揮官も「決め切るべきところで決め切れなかったので、結果として自分たちで難しいゲームにしてしまった」と嘆くのも当然の流れだった。
■長谷川の猛烈プレスにたまらず……
そんな一戦でチャンスを呼び込んだのは、長谷川竜也だった。知念慶、長谷川、遠野大弥のフレッシュな3トップは、異国の地の試合でも前線からの鬼プレスを敢行。ゴールを奪う場面では、相手選手がサイドでビルドアップを試みたところで長谷川が猛烈に体を寄せて自由を奪い、たまらずGKに戻そうとしたのだが、それがズレてしまったのだ。
そのボールを奪ったのが、知念だった。その前にもチャンスを決めきれなかった背番号20は、ピンサスの目の前でボールを強奪すると、左に動いて相手GKの動きを待つ。PA内で1対1という状況に、たまらず手を出したところで、それをうまくかわしながらゴールに流し込んだのだ。“国内最強”を生み出す川崎のプレスは、アジアでも健在だった。
この試合は、知念のゴールに加えて長谷川のゴールも追加して2-0で勝利。1次リーグで4連勝を飾った。チャンスの数に比例してゴール数は少なく、鬼木監督が「次の大邱戦に向けては気を引き締めながら戦う状況になった」と話したが、1次リーグ突破をかけた次戦で、“川崎らしさ”をさらに出してみせる。