【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・7/4 ラジオNIKKEI賞(G…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・7/4 ラジオNIKKEI賞(GIII・福島・芝1800m)
中団のインを追走したヴァイスメテオールが残り200mで先頭に立ち、ワールドリバイバルに2馬身半差をつけて快勝しました。前走のプリンシパルSは1番人気に推されたものの出遅れて4着。2走前は不良馬場の1勝クラスを楽勝していました。今回は稍重のコンディション。道悪の巧拙を問われる馬場となったことは追い風だったと思います。
「キングカメハメハ×キングヘイロー」という組み合わせで、母シャトーブランシュはマーメイドSの勝ち馬。重馬場のローズSで2着に食い込んでおり、道悪を得意とするタイプでした。アレッジド、トニービン、キングヘイローと、代々パワフルな血を重ねていることが高い道悪適性の源泉でしょう。
「母の父キングヘイロー」は、ディープボンド(阪神大賞典)、ピクシーナイト(シンザン記念)、キングズガード(プロキオンS)、アサマノイタズラ(スプリングS2着)など、最近活躍が目立っています。キングカメハメハ産駒は芝長距離戦に向いたタイプではなく、これまで菊花賞で連対したのはローズキングダム(2着)のみ。ただ、ヴァイスメテオールはスタミナ型の血を抱えているので、折り合いさえつけば3000mは守備範囲でしょう。
◆今週の血統注目馬は?
・7/10 マカオジョッキークラブT(1勝クラス・小倉・芝1800m)
小倉芝1800mと相性のいい種牡馬はディープインパクト。連対率25.0%は2011年以降、当コースで産駒が20走以上した70頭の種牡馬のなかで第2位。当レースにはアウサンガテとレッドレイルの2頭が登録しています。
前者はロイカバード(京都新聞杯3着)、シルヴァンシャー(京都大賞典3着)の全弟で、母アゼリはアメリカの年度代表馬となった女傑。スパっと切れる脚はないものの、好位で立ち回る器用さがあるので、小回りの小倉芝コースは合うはずです。
(文=栗山求)