侍ジャパンにとってWBC1ラウンド最大のライバルとなるキューバ。3日、京セラドームで行われた強化試合ではオリックスと対戦…

侍ジャパンにとってWBC1ラウンド最大のライバルとなるキューバ。3日、京セラドームで行われた強化試合ではオリックスと対戦し3-3の引き分けに終わった。互角の戦いを見せたオリックスナインが感じたキューバ攻略法とは――。投打の目線で紐解いていく。

■3-3ドロー、オリックス選手&監督が見たキューバ攻略法

 侍ジャパンにとってWBC1ラウンド最大のライバルとなるキューバ。3日、京セラドームで行われた強化試合ではオリックスと対戦し3-3の引き分けに終わった。互角の戦いを見せたオリックスナインが感じたキューバ攻略法とは――。投打の目線で紐解いていく。

 まずはキューバ打線。先発の松葉は緩急をうまく使い、内外とコーナーを攻め立て3回1安打無失点と完璧な投球。特に天敵となるキューバの至宝・セペダ、ソフトバンク入りが決まっているデスパイネに対する投球は見事だった。

「外国人相手には外中心になりがちだが、そういう時にインコースを攻めれば外も生きてくる」

 初回2死走者なしで対戦したセペダはインコース、アウトコースと散らし勝負球は真ん中高めの直球を選択し三ゴロ。2回の先頭・デスパイネには内角のカーブで見逃し三振。1発長打がある中軸にも臆することなく内角を突いた結果だった。2番手で登板した西も1イニングをわずか6球で3者凡退に仕留めた。4回2死走者なしで迎えたデスパイネとの対戦も2球続けて内角のシュートを投げ込み完璧に詰まらせ一飛に抑えた。

■福良監督はキューバ打線に「緩急も大事になる」

 試合後の共同会見でキューバ打線についての印象を問われた福良監督は「前半は試合勘がないのかなと。それでも3、4回りになると甘いボールは許してくれなかった。緩急も大事になるんじゃないですか」と分析。外国人打者は懐が深く、長打も警戒しなければならないため外角中心の攻めになりがち。それでも、コントロールさえ間違わなければ相手の弱点になることをオリックス投手陣は証明してみせた。

 そして相手の投手陣。キューバの先発は身長190センチを超える長身右腕・ブランコが剛速球を投げ込むかと思いきや横手投げから、カーブ、チェンジアップと緩急を使った投球が目立った。4回4安打1失点と打ち崩すことはできなかったが、「ビックリするようなボールはないがコントロールはよかった」と指揮官が言えば、2打点を叩き出した伊藤も「三振を取るタイプというよりも、打たせて取るタイプ。タイミングさえ取れれば大丈夫だと思う」と口にした。

 さらに福良監督は2番手で登板したガルシアについて「あの投手だけはクイックができていなかったね」と、日本の武器である機動力をポイントに挙げた。この試合は侍ジャパンの首脳陣たちも視察。本番に向けて大きな収穫になったのは間違いない。