ESPNが公開した動画に「これは凄い試合だった」の声 米スポーツ専門局「ESPN」がボクシングの“上半期最高KO”を選出。2月に米ラスベガスで行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチに決めた。挑戦者の同級1位オスカル・バルデスが王…

ESPNが公開した動画に「これは凄い試合だった」の声

 米スポーツ専門局「ESPN」がボクシングの“上半期最高KO”を選出。2月に米ラスベガスで行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチに決めた。挑戦者の同級1位オスカル・バルデスが王者ミゲル・ベルチェル(ともにメキシコ)に10回KO勝ちで2階級制覇。バルデスが左フック一撃で失神させる衝撃的なKOシーンを「ESPN」のボクシング専門インスタグラムが動画付きで公開している。

 背筋が凍るようなKOシーンだ。10ラウンドの終了間際、前に出ながらパンチを出してくるベルチェルに対し、バルデスは下がりながら左フックをダッキングでかわすと、そのまま左フックを叩き込んだ。「ドスッ!」と鈍い音を響かせた完璧なカウンターでベルチェルは失神。そのまま前のめりに崩れ落ちた。ピクリとも動かない王者を見て、レフェリーはすぐに試合をストップした。

 ESPNは「オスカル・バルデスがミゲル・ベルチェルを倒したパンチがESPNの上半期最高KOに選出」とキャプションをつけ、実際のKOシーンを3つのアングルで公開。これに米ファンは「いきなりだった」「これは凄い試合だった」「年間最高KOにも値する」「キレイだ」「恐ろしいほどいいパンチだった」「眠らせた」「未だに鳥肌立つ」などと再び震撼している。

 前評判は王者有利だったが、見事な番狂わせを演じたバルデスは29戦全勝(23KO)。今後はさらなるビッグマッチが期待されている。(THE ANSWER編集部)