第4回WBCの開幕が目前に迫るタイミングで、MLB公式サイトが過去3大会を通じた最強チームを選出。日本人選手ではイチロー…

第4回WBCの開幕が目前に迫るタイミングで、MLB公式サイトが過去3大会を通じた最強チームを選出。日本人選手ではイチロー外野手(マーリンズ)、松坂大輔投手(ソフトバンク)の2選手が選ばれている。

■日本からは2選手、過去3大会のベストナインをMLB公式サイトが選出

 第4回WBCの開幕が目前に迫るタイミングで、MLB公式サイトが過去3大会を通じた最強チームを選出。日本人選手ではイチロー外野手(マーリンズ)、松坂大輔投手(ソフトバンク)の2選手が選ばれている。

 MLB公式サイトは「Dice-K(ダイスケ)、セペダがWBC歴代ベストチームの先頭を行く」との見出しで特集記事を掲載。一塁にメジャー3冠王のミゲル・カブレラ(ベネズエラ)、二塁にロビンソン・カノ(ドミニカ共和国)ら名手が入る中、右翼にイチロー、投手に松坂が選出されている。

 2006年の第1回大会、09年の第2回大会で連覇に貢献したイチローについては、大会通算安打数で2位タイ、通算得点数で3位にランクインしていることを紹介。「何より日本のファンが忘れないのは、最初の2大会でイチローが母国を金メダルへと導いたことだ。大会の短い歴史の中でおそらく最大のモーメントである2009年大会の決勝10回、彼が2点勝ち越しの安打を放った瞬間も含まれている」とレポートしている。

 また同じく連覇に貢献し、2度MVPに輝いた松坂にについては「他の選択肢があるだろうか?」と称賛し、「国際舞台でほぼ到達不可能な存在となることで彼の日本での伝説的な地位を確固たるものにした」とレポート。通算23奪三振が歴代1位であることも紹介している。

 第4回大会ではどのような選手が飛躍を遂げるのか。間もなく開幕の本番が注目される。

■MLB公式が選出したベストナインは…

 以下がMLB公式サイトが選ぶ歴代最強チームのメンバー。

○捕手
イバン・ロドリゲス(プエルトリコ)
通算12試合、打率.366、3本塁打、7打点、6四球、9得点

○一塁手
ミゲル・カブレラ(ベネズエラ)
通算17試合、打率.270、5本塁打、12打点、7四球、11得点

○二塁手
ロビンソン・カノ(ドミニカ共和国)
通算11試合、打率.400、2本塁打、6打点、4四球、8得点

○遊撃手
ジミー・ロリンズ(米国)
通算15試合、打率.365、1本塁打、4打点、8得点

○三塁手
ホルヘ・カントゥ(メキシコ)
通算15試合、打率.317、4本塁打、17打点、2四球、7得点

○左翼手
ヨエニス・セスペデス(キューバ)
通算6試合、打率.458、2本塁打、5打点、1四球、5得点

○中堅手
カルロス・ベルトラン(プエルトリコ)
通算21試合、打率.278、3本塁打、9打点、15四球、13得点

○右翼手
イチロー(日本)
通算17試合、打率.312、1本塁打、10打点、4四球、14得点

○指名打者
フレデリク・セペダ(キューバ)
通算20試合、打率.449、6本塁打、23打点、15四球、17得点

○投手
松坂大輔(日本)
通算6先発、6勝0敗、防御率1.95、23奪三振、27回2/3