カシメロ陣営の投稿にドネア妻もツイート ボクシングのWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネアは、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)との統一戦をキャンセルした。カシメロが薬物検査を拒んだという報道にWBAスーパー&IBF王者・…

カシメロ陣営の投稿にドネア妻もツイート

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネアは、WBO王者ジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)との統一戦をキャンセルした。カシメロが薬物検査を拒んだという報道にWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)も反応していたが、これに対するカシメロ陣営の振る舞いに、ドネアは「ボクシング界から排除されなければ」とツイートしている。

 8月14日に米国で王座統一戦を予定していたドネアとカシメロ。米メディアなどによると、カシメロがVADAの薬物検査を拒否することを示唆。ルールに従わない場合、ドネアが試合をしない意向を示すと、カシメロは検査に登録した。ただ、家族を中傷するなどしたカシメロ側の態度に対し、ドネアがキャンセルを決断していた。

 これまでカシメロから度重なる挑発を受けていた井上も、自身のツイッターで反応。辛辣なメッセージを送っていたが、カシメロが所属する「MPプロモーションズ」のプロモーター、ショーン・ギボンズ氏が井上の投稿に「英語が読めるか? カシメロはVADAに登録済みだ。だから黙れ。ドネアのように逃げていろ」となどとリプライをつけていた。

 今回、ギボンズ氏の投稿にドネアが反応。「これはまさにボクシング界から排除されなければいけないもの。MPプロモーションズの社長のショーン・ギボンズとカシメロのツイッターアカウントの管理者が王者ナオヤ・イノウエを侮辱している」とツイートしている。

 ドネアの妻でマネージャーを務めるレイチェルさんも「これは醜い。日本の人々はイノウエの母国で戦った時も、親切で敬意に満ちていた。呆れてものが言えない」とツイート。こうした一連の流れを、米ボクシング専門メディア「ワールドボクシングニュース」も「ノニト・ドネアがMP社の社長が“ボクシング界から排除される”ことを願う」と報じている。(THE ANSWER編集部)