資生堂レディス第1R 女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス第3日が3日、神奈川・戸塚CC(6570ヤード、パー72)で行われた。大会第1、2日は悪天候で競技中止。36ホールに短縮され、この日の第1ラウンド(R)は最終プロテスト合格後初戦の…

資生堂レディス第1R

 女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス第3日が3日、神奈川・戸塚CC(6570ヤード、パー72)で行われた。大会第1、2日は悪天候で競技中止。36ホールに短縮され、この日の第1ラウンド(R)は最終プロテスト合格後初戦の平井亜実(小松CC)が5バーディー、ボギーなしの67。5アンダーでホールアウト時点では暫定首位と2打差の同5位発進した。全美貞(フリー)が7アンダーで暫定首位。

 この日も悪天候のため、予定より4時間遅れの午前11時に第1組がスタート。同11時30分スタートの平井は、前半2番パー5で第2打を残り215ヤードからグリーン手前のラフへ。12ヤードを残した第3打のアプローチを寄せ、“合格後初バーディー”を奪った。7、9番でも1つずつ伸ばすと、12、13番も連続バーディーだ。

「プロテストの独特の緊張感から解放されて楽しくて、楽しくて仕方なかった。自分のプレーができたと思います。際どいパーパットを入れたので流れが悪くならなかった。プロになった実感はまだないです(笑)」

 25日まで行われたプロテストに5度目の挑戦で合格したばかりの24歳。石川・野々市市出身で10歳からゴルフを始め、福井工大福井高を経て17、18年は下部ツアーで戦った。最高は7位。過去のプロテストでは壁に跳ね返されてきたが、「落ち込むことはなかった」と前を向いて成長してきた。

 岡山絵里、森田遥らと同じ1996年生まれ。平井は「初めての試合で失うものがない。今の自分のゴルフがどこまで通用するか試しに来た。挑戦するしかない」と上を見据えた。(THE ANSWER編集部)